くらし

神社のお札に二十四節気で巡る室礼など、山本浩未さんの運を開く「暮らしの習慣」。

運のいい山本浩未さんが、日々あたりまえのようにくり返す「習慣」とは?
  • 撮影・三東サイ 文・田村幸子

二十四節気で巡る室礼、家時間が快適になります。

山本浩未さんの自宅リビングには、モダンでシンプルな神棚が似合う。

「神社が好きで、神様は本当にいる、守ってくださると信じていて。敬意をもって私なりにお祀りしています」

ヘアメイクという仕事だからこそ、季節の移ろいには敏感でいたい。二十四節気、七十二候(しちじゅうにこう)で姿を変える自然界を見立てる室礼(しつらい)との出合いが、暮らしを変えた。なぜ室礼なのか。

「それは歳を重ねて古(いにしえ)より続いているものに惹かれるからじゃないかな」

母には「運は足下からやってくるから、足を洗ってから寝なさい」と言われた。床の水拭きも欠かさない。美容面では、「大人の女性はドライフルーツ。油分が足りないから、指先、爪、踵など、すみっこをオイルで保湿すると、肌も喜び、運も上がります」。

「壁一面を室礼のメインステージにしています。」

「室礼の先生・山本三千子さんの著書と出合い、二十四節気の巡りに合わせた室礼に惹かれました」。お稽古に毎月通い始めたのが7年前のこと。「壁面の棚に縁起物の烏瓜(からすうり)を飾り、折敷(おしき)には新年を寿ぐように、文旦に五色の組み紐をあしらって福鈴に見立てました」。2022年の干支の寅は、伊勢神宮でいただいた一刀彫り。

「授かってきたお札は2カ所に分けて、大事に飾ります。」

神棚は2カ所。リビングの神棚には土地神様の代々木八幡宮、椿大神社、伊勢神宮などのお札を飾り、玄関の雲棚には、広島の実家近くの福山八幡宮のお札を。空に浮かぶ雲のお札置きは、通販サイト「ここかしこ」(https://kokokashiko.jp/)で購入。「こうしておくと神様に守られている気がしますから」と山本さん。

「旧暦の絵カレンダー は必需品。毎日確認します。」

室礼を習い、旧暦を意識するようになるうちに「歳時記カレンダー」を毎年買うようになった。ほっこりするイラストで日々の行事がひとめでわかるので、気に入っている。「毎日、時間に追われていますが、これを見てはっと気づくことも」。玄関には、旧暦で、短冊を束ねた、詩人・白井明大さんの「歌こころカレンダー」を飾っている。

「参拝したら、 絵札もよく手にします。」

「この絵札、ビジュアル的にもかわいいでしょう?」と山本さん。下は神道・恵比寿神社の三神御姿で大国主神、事代主神、保食神が描かれたもの。「古事記を読むと神様も万能ではないのがわかるから、ゆるくつきあいたい」。左は疫病退散の絵札。椿大神社で授かった竈を守る火の神スサノオノミコトの絵札はキッチンに貼って。

「床掃除が断然楽になる。電動モップを愛用。」

愛猫「れぇこ」と「もへじ」と暮らしているので、猫の毛が床にたまりがち。「フローリングの床を水拭きするのが大変でしたが、モッピーくんに助けてもらいます。私、道具にすぐ名前をつけちゃうの」。コードレス回転モップクリーナーは、CCP社の製品。床面を滑らせるとピカピカに。塩や重曹を入れた水を使うとさらに浄化されそう。

「いつも潤っていたいから、オイルは手放せません。」

「大人世代の女性は、みんなドライフルーツ」となかなか辛辣な山本さん。肌、爪、髪がかさついていては、運気も逃げてしまいがち。「オイルをべっとりするまでつけましょう。できるだけ良質なものをたっぷりと」。こまめにオイルで保湿していると、干からびていた爪や踵もツルツルに。なんだかいいことがありそう。

「季節を問わない室礼の品々も、大切にしています。」

達磨(だるま)は古来、魔除けであり、七転び八起きといわれる縁起物。「年末年始にも、季節を問わない日常でも、室礼にすると空間が清々しくなります。天井に近いところに貼ってあるのは、東京・西早稲田の穴八幡宮で冬至から節分まで受けられる『一陽来復』のお守りです。商売繁盛、金運を願い、毎年買って恵方に向けます」

山本浩未

山本浩未 さん (やまもと・ひろみ)

ヘア&メイクアップアーティスト

モデル、女優からの信頼度が抜群で、自然なメイクが人気。昼12時15分から10分間、『毎日BEAUTY LIVE』をInstagramでほぼ毎日オンエア中。

『クロワッサン』1060号より

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