くらし

脳科学に基づいた工夫が随所に。みんなの快適を追求した二世帯の家。

  • 撮影・青木和義 文・菅野綾子

[Point 4]玄関は、帰ってくるたびうれしくなるような空間に。

ドアのデザインは、靴箱の上に飾られているサントリーニ島で買ってきたアートがイメージソース。

家を建てる時、一番デザインにこだわったというのが、白とブルーを基調にした異国情緒が漂う玄関。

「我が家で一番センスのいいお嫁ちゃんに任せたら、なんとも幸せな玄関に。彼女と一緒にクルーズで訪れた地中海のサントリーニ島を思い出して、帰宅のたびうれしくなります。外のちょっとしたストレスも、ここで払われる感じ。玄関って意外に大事です」

[Point 5]宅配ボックスがあれば再配達依頼の手間もなし!

玄関先に設置された宅配ボックス。意外と省スペースで、都心の狭小住宅でも取り入れやすそう。

玄関先には、戸建て住宅には珍しい宅配ボックスを2つ設置。

「働く主婦の家は、ネットショッピングが多く宅配便の頻度も高いのに、受け取れるチャンスは少ない。そこで、マンションに住んでいる頃に重宝した宅配ボックスを2つ設置しました。受け取る日時を考えて買い物をするストレスも、集荷依頼をする手間もなくなって、かなりラクになりました」

[Point 6]使い勝手のいいダブル洗面台で朝のバッティングも回避。

右を黒川さん夫婦、左を息子夫婦が利用。使うコスメをそれぞれ置いておけるのもいい。

二世帯住宅といえど、水回りは共用。そのストレスを少しでも減らすべく、ホテルのようなダブルの洗面台に。

「大人が4人いるので、朝などはどうしても洗面利用が重なりますし、私とお嫁ちゃんは使うハンドソープも洗顔料もバラバラ。私は水場で化粧したい派ということもあって、ダブルになる前は謝ったり、イライラしたりされたり、本当にストレスフルでした」

[Point 7]洗濯物はポールにハンガー掛け。乾いたものから各自部屋へ。

「ここはバックヤードと決めて、見た目より機能性重視。なんでも手の届く位置に置いています」

洗濯物は洗面所に2本、浴室に2本設置された室内干しポールに掛け、浴室乾燥と除湿機を使って一気にドライ。

「入浴中に洗濯機を回して、化粧水パックしながらその場で干します。あとは浴室ごとカラッと。個人の衣類はほぼハンガードライなので、乾いたら各自クローゼットへ。洗濯のみに使う時間は2~3分です。大物は“洗濯リーダー”の夫がやってくれますし」

[Point 8]壁一面の大容量パントリーで二世帯分の食器もスッキリ収納。

パントリー奥の壁紙は黒川さんが惚れ込んだカラフルなモザイク柄。引き戸を閉めれば隠せるので、どんなに物が多くても気にならない。

キッチンの壁一面が、食器や家電を収納できる大容量パントリーに。

「主にキッチンに立つ私と息子が、特にこだわった場所です。壁一面の収納は、食器棚にもパントリーにも家電置き場にもなるフレキシブルスペース。物の置き場所は、実際に暮らしながら“これはここにあると一番便利”と試行錯誤を重ねて今の配置に。おかげで動線効率は抜群です」

シンクから棚までの床幅は120cm。「料理担当の私と息子が同時にキッチンに立ちつつ、誰かが食器を取りに来てもまだ余裕があります」

扉は開き戸ではなく、引き戸タイプなので開閉も場所を取らない。

「戸を閉めると瞬時に中が隠せるので、来客にも慌てないし、将来、小さな家族のいたずらざかりにも安心」

Point2、6〜8はナイスの「デュークスパフェ」で。

黒川さんが家を新築するにあたって取り入れた、玄関脇の大型ウォークインクローゼット、洗面所のダブルボウルや室内干しポール、キッチンの大容量パントリーはいずれもナイスの「デュークスパフェ」の設計によるもの。

"余分な家事を作らない家"をコンセプトに掲げた注文住宅ブランドなので、スムーズ&スピーディに家事を行える工夫が随所に施されている。モデルハウスも公開されているので、建て替え時の参考に。

問い合わせ:ナイス TEL.0120・714・880 https://www.nice-home.jp/product/

黒川伊保子

黒川伊保子 さん (くろかわ・いほこ)

人工知能研究者

脳科学の観点から、さまざまな人間関係を考察する随筆家、企業コンサルタントとしても活躍。近著は『不機嫌のトリセツ』(河出書房新社)。

『クロワッサン』1046号より

1 2
この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。