張り替えずに、畳をリフレッシュしたい。
プロに頼む前に、自分でできる修繕法を、住生活ジャーナリストの藤原千秋さんに聞きました。
撮影・黒川ひろみ 文・長谷川末緒
Q.張り替えずに、畳をリフレッシュしたい。
A.
「いぐさの毛羽立ちや経年変化による色落ちの修繕は、本来張り替えるしかありません。ただ、畳は汚れをしっかり落としツヤを出すだけでも、すっきりします。畳の目に沿ってゴミや埃を取り除き、固く絞った雑巾で水拭きを」
洗浄成分とワックス成分が配合された専用洗剤を使えば、紫外線による影響の軽減や、カビ予防にもなる。
「もし張り替えるならば、和紙製の畳もおすすめ。いぐさの香りはしませんが、何年経っても色褪せも毛羽立ちもしにくいです」
植物由来の洗浄成分と米ぬか成分によるワックス効果。汚れ落とし、ツヤ出しのほか、不快害虫の忌避や孵化抑制効果もある。
『クロワッサン』1046号より
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