辻さんがいつも持ち歩いているのは「穴を開けたペットボトルのキャップ」。水を入れたペットボトルに装着すれば、簡易シャワーになる。
「災害時でライフラインが止まり、水が使えなくなると、入浴できない日が続きます。体は水拭きすればいいけれど、悩ましいのがデリケートゾーンです。ここだけは洗い流さないとサッパリとしません。そこで役立つのがペットボトルシャワー。少しの水できれいに洗えます」
作り方は簡単。ペットボトルのキャップにキリや千枚通しなどで、10カ所ぐらい穴を開けるだけ。
「同じ500mlのペットボトルでもキャップのサイズが違っていたりします。同じ規格ではないんです。私は大手メーカーのキャップをいくつか保存袋に入れて携行しています」
デリケートゾーンを清潔に保つことは、膀胱炎などの感染症予防にも。ほかの部分もピンポイントで洗えるのでいろいろ活用できる。