カルチャー 漢字について、ゆっくり話そう。【宮崎美子さん×中村明久さん 対談】 私たちにとって「漢字」とは? 日本の活版印刷の歴史を繙きながら、先人の残した知恵に、その真髄を学ぶ。 記事をシェア X Facebook LINE リンクをコピー 2020.04.05 撮影・青木和義 スタイリング・坂能 翆 ヘア&メイク・岩出奈緒 文・一澤ひらり 常にうるおい満タンの肌に。 倉田真由美さんがおすすめする “ゲル美容”。 (#PR)「乾燥や外的ダメージから守ってくれる心強さがある」 写真ギャラリー (左)宮崎美子さん 女優(右)中村明久さん 『中村活字』代表取締役 創業110年になる『中村活字』の店内。「引き戸」と呼ばれる取っ手のついた木箱を引き出すと活字がびっしりと並んでいる。明治、大正、昭和と日本の印刷業界を担ってきた活版印刷は、ひと文字ずつ活字を拾う「文選工」と、活字を組む「植字工」などの職人によって支えられてきた。しかし、いまはその職人もほとんどいない。 合金にひと文字ずつ文字を刻んだものを「活字」という。日本の活字の大きさは5号(10.5ポイント)が基準となるが、わずか4ミリにも満たない。 宮崎美子(みやざき・よしこ)さん●1958年、熊本県生まれ。映画やテレビに幅広く活躍している。現在、NHK『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』などに出演中。 中村明久(なかむら・あきひさ)さん●1949年、東京都生まれ。〈中村活字〉の5代目として活字文化を守り伝えるため、活版印刷を続けている。全国から活版名刺の注文が絶えない。 人名に使われる漢字には常用漢字とは違う字がいろいろ。「直」「片」は横棒が突き出て、字画も変わってくる。 活字合金で作られたグーテンベルク像を持つ宮崎さん。「こんなに小さいのにすごく重いですね」 活版名刺を注文した人たちのメッセージを読む。「命宿る名刺ですって。心に響きます」と宮崎さん。 「テキンと呼ばれる手動式の活版印刷機です。やってみましょう」「うわー、できるかしら」 テキンでポチ袋を印刷する宮崎さん。「レバーを下ろすと圧力がかかって印刷できるんですね」 この写真ギャラリーの記事を読む 関連記事 ポップで、おしゃれで、ユーモラス。多彩な浮世絵をもっと気軽に楽しもう 河童に口裂け女……江戸時代から現代まで、あの妖怪たちに共通するものとは? 乗馬にハマった長野智子さんと、深野聡さんが語り合う「馬の魅力」。 カジュアルとフォーマルの間のちょうどいいコート 温かくて着やすく、おしゃれな雰囲気もキープできる女性らしいシルエットのダウン 広告 TAGS #お茶の時間 #中村明久 #宮崎美子 #対談 #漢字 HOME くらし 漢字について、ゆっくり話そう。【宮崎美子さん×中村明久さん 対談】