朝の情報番組のお天気コーナーでお馴染み、気象予報士のくぼてんきさん。レインボーカラーのファッション小物と、「入道雲をイメージした」というカーリーヘアがトレードマークだ。大阪から上京して十数年、帰省するたびに家族や知人に贈っているのが、『ありあけ』の〈横濱ハーバー ダブルマロン〉。実はくぼさん、横浜市に暮らしてもう10年ほどになる。
「都心へのアクセスもいいし、自然も豊かで住みやすいですね。昨年の春まで、テレビ神奈川でお天気キャスターを務めていたこともあり、横浜や神奈川への愛着は強いんです。♪ありあけのハーバー、と歌うCMもよく流れていましたしね」
カステラ生地の中に栗と栗餡が詰まった味は、くぼさん自身もお気に入り。
「僕の息子と娘もこれが大好き。手みやげ用に買って家に置いておくとすぐに食べられてしまうので、いつも多めに買うようにしています(笑)」
防災士の資格や、紙芝居師の顔も持つくぼさん。小学校などで子どもたちに向けて天気や防災、環境をテーマにした紙芝居を上演している。忙しい日々だが、ここまで紆余曲折の道のりだったという。
「高校卒業後、ダンサーを目指していたんですが、腰を痛めて挫折。半年間寝たきりの生活で、毎日空を眺めて過ごす中、テレビで石原良純さんの姿を見て気象予報士の資格取得を決意しました」
一念発起して猛勉強。その後もこつこつと挑戦を続けた結果、いまや全国区の顔になった。
「先日、ご縁があってテレビで人気アーティストの方々と一緒にダンスを踊る機会があったんです。約20年前に諦めた夢が、こんな形で叶うとは。人生って不思議だなと思いました。これからも多くの人に気象や防災のことを伝え続けていきたい。何歳になっても、子どもたちに『てんきくん』と呼ばれていたいですね」