くらし

チャーカー(さわらのターメリック炒め)【口尾麻美さんのレシピ】

アジアからアフリカ、欧米まで。身近な魚の新しいおいしさを教えてくれるのは、世界中の台所で毎日作られている魚料理でした。
  • 撮影・小林キユウ 文・松本あかね

【ベトナム】チャーカー(さわらのターメリック炒め)

たっぷりのハーブとスパイスで、白身魚がごちそうに。

ベトナム北部の町、ハノイの名物料理。ターメリックをベースとしたタレに漬け込んでから、香ばしく揚げ焼きに。ほどよくスパイシーでさわやか、しかもコクがあり「淡白な白身魚の調理法として秀逸」。仕上げにハーブを加えて爽やかさをプラス。現地ではブンという細い米麺を合わせるが、日本のそうめんでもおいしい。

【材料(2人分)】
さわら(切り身)2切れ A[ヌクマム大さじ2 ターメリックパウダー大さじ2 砂糖大さじ1 こしょう少々 レモン汁大さじ2 にんにく(みじん切り)2かけ 酒大さじ1] ディル(1cmに刻む)1パック 青ねぎ(3cmの長さに切る)15本 酢大さじ2 香菜(ざく切り)大さじ2 クラッシュピーナッツ(乾煎りする)大さじ4 サラダ油大さじ8 米麺(またはそうめん)120g たれ[ヌクマム大さじ1 砂糖大さじ1 レモン汁大さじ1 水大さじ2、にんにく(みじん切り)小さじ1 唐辛子(みじん切り)1本]

【作り方】
1.さわらは4等分に切り、混ぜ合わせたAに漬ける。青ねぎと酢を混ぜ、麺は茹でておく。たれの材料を混ぜておく。
2.フライパンにサラダ油を熱し、1のさわらを入れて両面を揚げ焼きにする。
3.さわらに火が通ったら、残ったAの漬け汁、1のねぎ、ディル、ピーナッツ半量を入れ、さっと炒める。
4.器に1の麺をのせ、3を盛り、香菜と残りのピーナッツを散らし、たれをかけていただく。

ターメリックとヌクマム、レモン汁を合わせた漬け汁は、魚を漬けた後、ソースとしても使用する味のポイント。

口尾麻美(くちお・あさみ)さん●料理研究家、フォトエッセイスト。“旅する料理家“”。世界各地で出合ったローカルフードを日本の台所で再現しやすいレシピで紹介。近著『はじめまして 電鍋レシピ』が重版決定。

『クロワッサン』1009号より

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