ナガダユイさんのほっけの開きレシピ。
忙しい毎日にこそ摂りたい栄養豊富な海の幸。そこで活用すべきは缶詰、乾物、干物。主食材は手やハサミで調理できて下処理いらず、生にはない凝縮された旨みも楽しめる。そんな保存食の、和洋幅広いレシピをフードコーディネーターのナガタユイさんに教えてもらいます。
撮影・柳原久子 イラストレーション・山本由実 文・大澤千穂
ほっけのアクアパッツァ風
身近な食材で作る華やかな一品。オイルで煮たほっけのしっとり感が干物の概念を変える。旨みの詰まったスープもパンに浸して味わおう。
【材料(2〜3人分)】
ほっけの干物1枚180g、にんにく1かけ、イタリアンパセリ適量、エクストラバージンオリーブオイル大さじ4、白ワイン100ml、オリーブ60g、ミニトマト1パック
【作り方】
1.にんにくは芯を取り、包丁の腹でつぶす。イタリアンパセリは茎の部分を切り分けておく。
2.フライパンににんにくとエクストラバージンオリーブオイルを入れる。香りが出るまで炒めたら、ほっけの干物を両面焼きつける。白ワイン、オリーブ、イタリアンパセリの茎を加えてひと煮立ちさせ、蓋をしてほっけに火が通るまで10分ほど煮る。
3.2の蓋を取り、ミニトマトを加えて、皮がはじけるまでさっと煮る。仕上げにイタリアンパセリの葉の部分をみじん切りにしてかける。
ナガタユイさん●フードコーディネーター。食品メーカーのメニュー開発などを経て、多方面で食の提案に携わる。近著に『卵とパンの組み立て方』(誠文堂新光社)。
『クロワッサン』1009号より
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