くらし

いかと里芋の煮付け【是友麻希さんのレシピ】

毎日食べる煮付けや焼き物。これまで自己流で作ってきた、苦手で避けてきた、そんな人はいませんか。いつもの一品を、我が家の自慢料理にしましょう。
  • 撮影・青木和義 文・一澤ひらり

いかは短時間でサッと煮れば、よりやわらかく。

「いかは下ごしらえが肝心です。げそは塩もみをしてぬめりを取り、吸盤には硬い殻がついているので指でしごくようにして取り除き、水洗いをします」

調理では加熱しすぎるといかが硬くなってしまうので注意しよう。

「いかを沸いた煮汁に入れ、サッと煮たら取り出して、里芋を煮る。里芋が煮えたらいかを戻し入れる。このひと手間でいかがやわらかく仕上がり、冷めてもおいしいです」

【材料(2人分)】
やりいか1杯、里芋6個、煮汁[水1カップ、濃口醤油大さじ2、みりん大さじ2、酒大さじ2、砂糖大さじ1] ゆず皮適量

1.いかは胴の中をしっかり洗って水気を切り、皮ごと(エンペラ部分も)1cm幅に切る。げそは短い足にそろえるように長い足2本の先端を切り落とす。塩(分量外)でもんでぬめりを取り、吸盤の殻を落としたら水洗いして、2〜3本単位に切り分ける。
2.【ポイント】鍋に煮汁を入れて中火で沸かし、いかを入れて1分ほどサッと煮たら取り出す。
3.里芋は洗って土を落とし、皮をむいて一口サイズに切る。2の煮汁の中に里芋を入れて煮る。
4.煮立ってきたらアクを取り、クッキングペーパーなどで落とし蓋をして、15分ほどやわらかくなるまで弱火で煮る。
5.いかを戻し入れ、2分ほど煮る。器に盛り、ゆずの皮を散らす。

是友麻希(これとも・まき)さん●魚料理研究家。東京・丸の内で魚と発酵の飲食店『にっぽんのひとさら』を経営。「一般社団法人 さかなの学校」を設立、魚料理の楽しさを伝えている。

『クロワッサン』1009号より

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