誰もが気軽に楽しめる！ 落語入門Q&A。

「落語はわかりやすく、ただ座って聴いているだけで笑えますから、予備知識なんて何もなくて大丈夫です」

落語は庶民の暮らしに根ざした、誰もが気軽に笑えるエンターテインメント。噺を聴きながら人物や状況を想像して楽しむところに味わいがある。

「貧乏長屋の人たちや夫婦の情愛などを落語は描きます。人間の愛すべき姿は時代を超えて普遍的なもの。初めて聴いてもスッと世界に溶け込めますよ」

「映画館のマナーと同じです。噺をじっくり聴いているときに電話が鳴ったら、場の空気を壊すだけでなく、鳴らした本人も恥ずかしい思いをします。必ず電源はオフにしましょう。それから隣の人とのおしゃべりもご法度です。寄席で音が大きくていいのは笑い声だけ。思いっきり笑いましょう!」

「落語は庶民の娯楽ですから、ドレスコードなどはありません。普段どおりの格好で気軽に入って大丈夫です。とはいえ、やはり伝統芸能に一番似合うのは着物ですよね。浅草演芸ホールや池袋演芸場など、寄席によっては着物割引もありますから、ホームページなどでチェックしてみてください」