今後、生活は厳しくなると言われるけれど、いまどんなことが起きているのだろうか。「私は4つのキーワードで捉えています。1.人口減、2.少子高齢化と超長寿、3.低経済成長もしくはゼロ成長、4.デジタル革新です」と話すのは八ツ井慶子さん。「これまで誰も経験したことのない渦の中で10〜20年は『家計防衛時代』が来るのでは。でも乗り切る方法はあるので、悲観せず前向きに準備することが大切です」
「もう右肩上がりの時代はやってこない」とクギを刺すのは深田晶恵さん。
「もはや日本経済は成熟し、少子高齢化が進み、税金や社会保険料が上がって手取りは減るいっぽう。とくにバブルを経験した世代は、今日より明日はもっとよくなるという幻想を捨てましょう。現実を受け入れ、将来に備えて堅実に蓄えを増やす必要があります」