●かしょぶんしょとく
「手取り」のこと。個人の収入から税金や社会保険料ーー年金保険料、健康保険料、介護保険料(40歳以上)、雇用保険料(会社員などの場合)ーーを引いたもの。
手取りのことを、処分できる(=使える)お金の意味で可処分所得と言います。財布に入ってくる手取りを、どう振り分けて使うかというのが家計管理なのです。
いまの問題は、収入が伸びにくいのに社会保険料など引かれる金額は増えているので、手取りが減っていること。年収300万円の会社員はこの10年で手取りが6万円、500万円の人は手取りが10万円ほど減っています。10月から消費税が増税されてお財布から出ていくお金も増えることになります。給与明細を見るときには、手取りだけ確認するのではなく、税金や社会保険料にも関心を持って、お金と向き合ってほしいですね。