薬剤性動悸

原因と特徴

薬剤を原因として引き起こされる動悸のことを指します。医療機関で処方された喘息の薬などをはじめとし、市販薬や漢方薬、サプリメントなどの薬剤も原因となることがあります。発症すると、動悸だけでなく、耳鳴りや耳の閉塞感などが生じることもあります。基本的には、原因となっている薬の服用を中止すれば症状が落ち着きますが、中には服用を中止したにもかかわらず症状が改善しないケースもあります。治療中の薬によって薬剤性の動悸が出る場合は、医師に相談し、処方薬を変更することをおすすめします。

治療

原因の薬剤の投与を中止したり、症状が軽度な場合は経過観察したりします。一度、薬剤に対するアレルギー検査を受けるのもおすすめです。

監修

前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

グランプロクリニック銀座院長

関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

https://granpro-clinic.com/

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