「椅子に背もたれがあると、寄りかかりたくなりますよね。実はこれが仰向けで寝ているのと変わらない、お腹から力が抜けている状態です。この座り姿勢こそ、ぽっこりお腹の原因でしょう」(牧野さん)
椅子に座る際、体を楽に支えるため、太ももの裏側からお尻、腰までを椅子にベタッと預けてしまいがち。しかしこの姿勢だと下半身に力が入らず、脚は開きっぱなし。腰に絶えず負担がかかる形になり、さらには骨盤が後傾した姿勢が長時間続くため、腰痛につながる。一時の楽な姿勢ではあるが、体には悪い。
「どんな人でも背もたれに寄りかかった瞬間にぽっこりお腹は作られます。背もたれには要注意です」