からだ

エディター松本千登世さんのおしゃれのルール。

いつもおしゃれな大人の女性には、自分なりのファッションルールがあった。三者三様の着こなしのコツには、参考になるヒントが満載。
  • 撮影・横山翔平(t.cube/松本さん) 文・長谷川未緒

自分を知っているからこその、フェミニンとマニッシュの絶妙なバランス。

「シンプルな格好で、すっと立ってきれいに見える女性が理想です」

と語るのは、本誌連載でもおなじみのフリーエディター・松本千登世さん。

トレンチにジーンズ、ジャケットといったマニッシュなアイテムを、女性らしく着こなすのが松本さんならでは。

「25年近く『アデライデ』というお店に通っています。オーナーと娘さんが、似合う・似合わないを本音で言ってくれ、アドバイスも参考になります。理想のおしゃれを実現しやすいですね」

気になるメイクについてもたずねると、大人の女性は、眉と口紅で時代を意識するといいのでは、と。

「年齢を重ねるとまぶたが下がり、若い頃とは眉山の位置が変わっています。0.5ミリずつでも、眉山の位置を調整してみると、新鮮な印象になると思います。口紅も、今は色も質感も豊富なので、服に合わせて楽しみたいですね」

【ルール1】 トレンチコートは、あえて エッジの効いたデザインを選ぶ。

〈バレンシアガ〉のショートトレンチは、素肌にシャツ感覚で着られて便利。ワイドパンツを合わせて。

何着も持っているほど、大好きだというトレンチコート。松本さんは、エッジが効いたデザインを選ぶことが多いそう。

「ボディラインにめりはりのある方は、オーソドックスなデザインでも、起伏をつけて素敵に着こなせると思います。私の場合、寂しげに見えてしまって、どうも似合わないんです。デザインに特徴があったり、スパイスの効いたものならば、地味にならずに着ることができます」

春先によく着るのは〈アレキサンダー ワン〉のトレンチコート。肌が透ける薄手ニットと、ワイドパンツで色みをそろえ、〈ステラ マッカートニー〉の厚底靴でスタイルアップ。デザインしすぎないところが好きという〈白山眼鏡店〉のメガネもポイントに。

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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