年に80〜90回の演奏会を行う千住真理子さん。充分な睡眠は健康維持に欠かせない。
「演奏会後は神経が高ぶっているので、いかに早くクールダウンさせて、身体と脳をリラックスさせるかが重要なんです。演奏家にとって健康管理は大切。そのひとつが質のよい眠りだと思います。尖った神経を元に戻し、熟睡することが一番ですね」
就寝は夜の12時前後、朝7〜8時には起床。7時間睡眠を心がける。
「音を奏で、表現するには集中力が必要ですから眠らないと体力が続きません。20〜30代の頃は演奏の反省ばかりが頭に浮かび、目は閉じているのに音がリフレインされ続け、眠れぬまま夜が明けることもありました。今でも演奏のことを考えてはその思考を止め、でもまた考えて、を繰り返していますが、前よりはうまく対処できるようになりましたね」