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ヴァイオリニストの千住真理子さんが、いい睡眠のために準備していること。

よく眠ることは明日への活力を生み出す。
経験からわかってきた眠るための手順や欠かせない睡眠グッズを千住真理子さんに聞いた。
  • 撮影・清水朝子 文・大澤はつ江 ヘア&メイク・稲垣直美(クレッシェンド)

頭を空っぽにして眠るために、就寝2時間前から準備をします。

千住真理子さん ヴァイオリニスト

年に80〜90回の演奏会を行う千住真理子さん。充分な睡眠は健康維持に欠かせない。

「演奏会後は神経が高ぶっているので、いかに早くクールダウンさせて、身体と脳をリラックスさせるかが重要なんです。演奏家にとって健康管理は大切。そのひとつが質のよい眠りだと思います。尖った神経を元に戻し、熟睡することが一番ですね」

就寝は夜の12時前後、朝7〜8時には起床。7時間睡眠を心がける。

「音を奏で、表現するには集中力が必要ですから眠らないと体力が続きません。20〜30代の頃は演奏の反省ばかりが頭に浮かび、目は閉じているのに音がリフレインされ続け、眠れぬまま夜が明けることもありました。今でも演奏のことを考えてはその思考を止め、でもまた考えて、を繰り返していますが、前よりはうまく対処できるようになりましたね」

腋の下のリンパを刺激。 手足の先まですっきり。

腋の下にローラーを置き、前後に身体を動かす。
ローラーに正座してバランスを取りながら前後に動く。

そんな千住さんが熟睡するために日々行うこととはなんだろうか?

「就寝前2時間で頭を空っぽにする準備をします。まずは〈グリッドフォームローラー〉でストレッチ。演奏すると腕や腋の下、肩がパンパンになります。演奏会ではヒールを履き、立ち続けますから、脚もパンパン。職業病ですね。それをローラーを使ってほぐします。その後は波の音や鳥の声だけのCDを聞いてリラックス」

就寝前に聞く音は、 脳を休める波音や鳥の声。

寝室のCDプレーヤー。就寝前はボリュームを下げて聞いている。
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