からだ

【豆知識編】読んだひとから痩せていく。 ダイエットの常識Q&A

誤解しがちなダイエットの常識を、おさらい。正しい知識を身につけて、スマートに痩せよう。
  • イラストレーション・山下カヨコ

Q.カロリーゼロの飲料なら太らない?

A.脳が混乱して太る可能性も。

巷にあふれる〝カロリーゼロ〟表示食品。実は0㎉ではないので要注意。 「日本では、100㎖あたり5㎉未満のものなら〝カロリーゼロ〟や〝ノンカロリー〟の表示が認められています。ちなみに〝カロリーオフ〟、〝カロリー控えめ〟は100㎖あたり20㎉未満の飲料と、40㎉未満の食料に認められている表示。どちらもカロリーがない、という意味ではないので、食べすぎ、飲みすぎには注意しましょう」  
と、貴堂さん。たとえ0㎉を実現していても、人工甘味料を使っている食品には、思わぬ落とし穴があるという。 「人工甘味料は、甘いのに血糖値の上昇を抑えるという、一見理想的な成分です。しかし甘い味がするものをとったのに血糖値が上がらないと、脳はストレスを感じます。その結果、体はより多くの糖質を求めようとするため、甘いものへの欲求が増したり、無意識に糖質の多い料理を選んでしまう、と言われています」

Q.絶食はダイエットの最終兵器?

A.食べなかった分の体重が減るだけ。

数日間、酵素や野菜のジュースだけを摂る絶食、いわゆるファスティングダイエット。確実に体重を落とせるからと実行する人もいるが、残念ながら、本当の意味で痩せたことにはならないそう。 「短期の断食をして減った体重は、本来食べるはずだった食品の重さにすぎない、と考えてください。病気レベルの肥満で少しでも体重を落としたい人でない限り、断食で減量することにあまり意味はありません。それより夜早い時間に食事をして、朝食まで12時間くらい胃腸を休めるプチ断食のほうが、健康には効果的です」  
断食までとはいかずとも、食の量を減らすことで胃を小さくして、旺盛な食欲を抑えることはできるだろうか? 「物理的に胃が小さくなるということはありませんが、それまでより少ない食事で満腹中枢が刺激されるようになって、すぐお腹がいっぱいになることは、あるかもしれません」

Q.食後どれくらいで運動すれば、 痩せるのに効果的?

A.食後10時間後くらいに動くのが理想的。

「食べたものは4時間から6時間ほど胃の中に蓄えられ、その後、小腸で消化吸収されます。吸収された脂質が中性脂肪として血液中に流れるのは、食事の約10時間後。そのとき活動すれば、脂質がエネルギーとして消費されることになります」  
ただし、12時にランチを摂ったとすると、運動するべき時間は22時になってしまう。 「しかも、毎食後30分ほど経つとインスリンが分泌され始め、脂肪の蓄積を促進します。そのことを考えれば、食事の10時間後に運動するより、食後からこまめにカロリーを消費するよう努力したほうが、現実的なのです。摂取カロリーより消費カロリーが多くなれば、蓄えていた脂肪の切り崩しが始まり、少しずつ痩せていくはず。運動が苦手という人は、まずまめに家事をしてみて。食器を片付ける、掃除や洗濯を行うだけでも、けっこうな運動量になりますよ」

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貴堂明世さん

きどう・あきよ●管理栄養士 外資系企業勤務を経て、管理栄養士に転身。東京証券業健康保険組合診療所で、患者を食事指導の面からサポートする。

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