冴えない顔色におすすめ、コントロールカラー。
撮影・鈴木 宏 モデル・樹神
黄ぐすみ、血色の悪さ、赤ら顔は、顔色の3大悩み。ヘア&メイクアップアーティストのレイナさんは、そんな悩みを持つ人に、色つきの化粧下地=コントロールカラーをすすめる。
「ファンデーションだけでなんとかしようとすると、顔色をしっかり補整できない上、厚塗りに。コントロールカラーなら、自然にカバーできます」
今回紹介するのはオレンジ、ピンク、イエローのコントロールカラー。肌色とは異なる色みに抵抗を感じるかもしれないが、のばすと肌となじみ、顔色の悩みをなかったことのように消し去る。
「ファンデーションまで変える必要はありません。近頃の化粧品は高性能なので、自分の悩みに合わせたコントロールカラーを、ピンポイントで取り入れるだけで充分に効果はあります」
また、実は顔色の悩みの原因は全て、血流の滞りが引き起こすものだそう。
「メイク前に顔や鎖骨周りのリンパマッサージをしたり、耳たぶを軽く引っ張ると、顔色が明るくなりますよ」
悩ましい顔色を、化粧下地の色で自然にコントロール。
[黄み肌]生まれつき、と諦めることなかれ。
日本人なら多少の黄み肌はしょうがない、と思いがちだが、血流が悪くなることでくすみが生じ、黄みが強くなることも。
「黄み肌補整を謳ったコントロールカラーはピンクが多いですが、イチオシはオレンジ。ピンクよりも自然な透明感を生み出してくれます。イヴ・サンローランのコントロールカラーはさらっとした質感なので、脂性肌や混合肌の人に。みずみずしいSUQQUは、乾燥肌の人にオススメです」
[血色が悪い]色の白さを活かす、ピンクを選択。
色白かつ肌が薄い人の血流が滞ると、「具合が悪い?」と聞かれるような青白い顔色に。でも、チークで無理やり血色を加えると不自然さが出る。そんな人にはピンクのコントロールカラーが適している。
「THREEは薄づきなのでナチュラルメイク派に、デルメッドはしっかりとメイクしたい人向け。どちらも元の色の白さを生かした透明肌に仕上がるので、そのあとのポイントメイクにどんな色みを持ってきても映えると思います」
[赤ら顔]血流のムラを整えて、均一な血色感を。
顔の洗いすぎや過剰な皮脂分泌などによって炎症が起こり、皮膚の厚みにムラができて赤ら顔に。自然な仕上がりを狙うなら、黄色のコントロールカラーを選ぶとよい。
「薄づきが好きならナチュラグラッセ、しっかりカバーが好みなら江原道がオススメです。ところで、顔を洗うとき、頬から洗っていませんか? 一番に洗うべきはオイリーになりやすいTゾーン。頬は皮膚が薄いので、最後に洗うようにすると、炎症が収まるかも」
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