股関節や膝の急な不具合「朝起きたとき」編:違和感をやわらげる即効アクション
歩行中などに突然襲う、股関節や膝の不具合を解消する簡単なセルフケア法を、整体のプロが教えてくれました。
撮影・中島慶子 スタイリング・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・横川莉那(スペースクラフト) 構成&文・板倉みきこ
朝起きたとき
本来、心身が回復されている起床時に股関節や膝まわりが痛むのは、相当疲労が蓄積し、筋肉が硬直している状態。血流を促す動きで、固まった筋肉や関節をゆっくりほぐそう。
日々不具合を感じるなら、ベッドマットなど睡眠環境も見直しを。
足指が動くと、血流が促進される
じゃんけんのグーパーのように、足指10本をギューッと握ったり、大きく開いたりを繰り返す。動きはできるだけゆっくり。慣れていない人は指がつりやすいので、無理せずできる範囲で。
腰まわりの緊張を揺らしてほどく
仰向きで膝を曲げ、両膝を抱えるポーズになる。お尻を支点に、両膝を左右にゆっくり揺らし腰まわりをゆるめる。揺らす幅は狭くてもいい。
横隔膜をほぐす場所は、肋骨の下部(八の字に開いた部分)が目安。腸腰筋は鼠蹊部の少し上あたりを刺激するといい。
足で円を描き、骨盤全体を満遍なくゆるめる動き
仰向けで両足は軽く開く。痛い股関節の側のお尻の下に手の甲を当てる。足を床につけたまま円を描くように移動させる。膝が直角に曲がったあたりで足を床から離し、股関節を内旋して膝をお腹の上あたりに持ってくる。その後、足を元に戻す。同じ動きを5回繰り返したら反対回しも。
動きはゆっくり。痛みが強い場合は無理をしない。足を床につけたまま、床に足の側面で小さな円を描くように、股関節を少し回旋させるだけでもOK。股関節の開き方は加減して。この動きは、股関節が痛い側だけ行えばよい。
手の当て方
『クロワッサン』1135号より
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