「年齢を重ねるとお肌だけではなく陰部も乾燥します。それは、女性ホルモンの低下によってバリア機能がなくなるから。細菌も入り込みやすくなり、かゆみや膣炎、膀胱炎になりやすい」と佐藤さん。
「体を洗うソープでは刺激が強すぎるため、陰部は必ず専用のソープを泡立ててやさしく洗い、クリームやオイルで保湿してください」
また、気温が下がる季節は、膀胱を刺激して尿意を催しやすくなる冷え対策も重要だ。
「薄手の腹巻きパンツはおすすめです。靴下は夏も履き、レッグウォーマーなどで足首を冷やさないようにするのもおすすめです」
頻尿は睡眠の質とも関係するため、自律神経を整えるアロマオイルや、適度な運動でストレスをコントロールするなど、睡眠の質を高める方法も有効だ。
尿もれや頻尿が気になる人の中には、外出中は生理用のナプキンを使うという人もいるが……。
「やはり専用の吸水パッドを使ったほうがいいですね。使うのをためらう人は多いと思いますが、こまめに取りかえれば蒸れませんし、ストレスなく使えます」