牛乳や、やぎ、水牛の乳などをレンネットというたんぱく分解酵素によって凝固させたものをプレスし、水分を減らしたものがチーズ。乳酸菌、牛乳の良質なたんぱく質、カルシウムなどが摂れるので、腸の健康維持だけでなく、骨粗鬆症の予防などにも役立ちます。さらに発酵や熟成が進むと、栄養素が増え、消化もよくなることもわかっています。
白カビや青カビのついたチーズは、カビが作る酵素が風味や味わいを生み、水分を抜いて固く熟成させたチーズは熟成の過程でビタミンが増えます。疲れた日は、ハードタイプのチーズを一口食べると、栄養剤より効果があるともいわれます。日持ちもするので、買っておきたい発酵食です。
ただし、塩分が高いものも多く、高カロリーで脂質も多いため、食べすぎれば肥満や脂質異常症を招くことがあります。適量を守ること。熟成チーズは強い旨みがあるので、料理の味つけに利用するのもいい。そのまま食べるなら、一口程度が適量です。