からだ

顔のコリ・二重あごに。石井さとこさんに教わる美顔トレ。

マスクを外す機会も増えてきました。さあどうする、二重アゴ。
石井さとこさんに教わる簡単セルフケアで急ぎ対策を。
  • 撮影・森山祐子 ヘア&メイク・鈴木 翠 イラストレーション・山口正児

【顔のコリ には…】

噛み締めほぐし

耳の上1センチくらい、こめかみの周辺を指で押さえてぐるぐると回す。側頭筋がほぐれて顎関節に効き、ストレスから来る頭のコリがスッキリと解消される。「頭皮の巡りがよくなるので、髪のツヤもアップしますよ」

(Point)回す時は指は滑らせずに頭皮ごと

人差し指・中指・薬指の腹を、左右のこめかみ周辺の、自分で気持ちいいと思えるところに当て、指は滑らせず、頭皮ごと回す。
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ぐりぐりとマッサージ。前に5回、後ろに5回。あまり強く押さえすぎないこと。一日の終わり、夜眠る前に行うと緊張がほぐれて安眠効果がある。

【二重あご には…】

下唇ふー

スマホの長時間操作や在宅ワークの影響で、あごのたるみに悩む人が増えているそう。「この動きを1週間続ければ解消できますよ」。首を幅広く覆う広頸筋に効く。姿勢の改善にも効き目があるので、腰痛の緩和にも。

背筋を伸ばし、胸を張って顔をゆっくりと上に向け、アゴを引き上げる。この時、首の前側の筋肉が伸びていることを感じること。
 ↓

(Point)息を吐く時はゆっくり均等に5秒かけて

鼻から息を吸い、首を意識したまま下唇を突き出し、5秒かけて「ふー」と息を吐き出す。吐ききったらまた息を吸い、これを3回繰り返す。

口元に自信ができる美顔トレ

もとより悩みのタネの、たるみ・緩み・シワ。そしてここ数年のマスク生活が拍車をかけた。

「私は歯科医なので、以前からずっとマスク生活を送っています。ですので、その影響には以前から対策を考えていました」と、歯科医師で口もと美容スペシャリストの石井さとこさん。

マスクで押さえつけられるだけでなく、発声もなく、人に口もとを見せる緊張感も減ることで顔の筋肉の運動量が減り、衰える。

「顔が出ていれば、知らない人とすれ違う時にだって、無意識に口角を上げるものですよね」

そして石井さんはドライマウスによる影響も大きい、と語る。

「話す機会や水分摂取が減ることで、唾液の分泌が少なくなります。唾液には成長ホルモンであるパロチンが含まれて、美肌のもとになっています」

今回の顔トレは、短時間&簡単に顔の筋肉を刺激し、唾液の正常な分泌を促すもの。ぜひ毎日の習慣にしたい。

石井さとこ

石井さとこ さん (いしい・さとこ)

歯科医師、口もと美容スペシャリスト

歯と口もとの美しさを専門に、ミス・ユニバース・ジャパンのプロデュース経験も。著書『マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ』(集英社)など。

『クロワッサン』1088号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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