からだ

深いほうれい線に。石井さとこさんに教わる美顔トレ。

マスクを外す機会も増えてきました。さあどうする、深くなったほうれい線。
石井さとこさんに教わる簡単セルフケアで急ぎ対策を。
  • 撮影・森山祐子 ヘア&メイク・鈴木 翠 イラストレーション・山口正児

【深いほうれい線 には…】

10秒舌回し

老けた印象の強いほうれい線、口角からあごにかけてのシワ、マリオネットライン。「顔の下半分の運動量が少ないとシワが深くなります。舌の筋肉を動かし、頬の内側を刺激して」。口輪筋、口角下制筋、頬骨筋に効き、唾液の分泌も促される。

口角の裏側からスタートし、上の歯茎、前歯、反対側の口角の裏、下の前歯と舌でなぞっていく。1周10秒、ペースを均一に保ち、途中で急がないこと。
 ↓

(Point)舌を根元から同じペースで動かすこと

右回りの1周が終わったら左回りでまた1周(どちらが先でもOK)。口の中からほうれい線にアイロンをかけてのばすような気持ちで。

ぐるぐる口すすぎ

水を口の中で回し、顔の筋肉を内側からまんべんなく刺激するエクササイズ。水はキャップ1杯程度の少量にするのがコツ。水流がよく回ることで、大頬骨筋、口角挙筋、頬筋、口輪筋など口の周りの筋肉が内側から刺激される。

(Point)使用する水の量は20mlくらいの少量にする

キャップ1杯くらいのぬるま湯を用意。口に含み、口元を動かして水をぐるぐると回す。口の中の隅のほうまで水が届くように。右回りで10秒間。
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次に左回りで10秒間回す(左右どちらが先でもいい)。筋肉がほぐれ鍛えられることで血流がよくなり、むくみ感も解消。終わったら水は吐き出す。

口元に自信ができる美顔トレ

もとより悩みのタネの、たるみ・緩み・シワ。そしてここ数年のマスク生活が拍車をかけた。

「私は歯科医なので、以前からずっとマスク生活を送っています。ですので、その影響には以前から対策を考えていました」と、歯科医師で口もと美容スペシャリストの石井さとこさん。

マスクで押さえつけられるだけでなく、発声もなく、人に口もとを見せる緊張感も減ることで顔の筋肉の運動量が減り、衰える。

「顔が出ていれば、知らない人とすれ違う時にだって、無意識に口角を上げるものですよね」

そして石井さんはドライマウスによる影響も大きい、と語る。

「話す機会や水分摂取が減ることで、唾液の分泌が少なくなります。唾液には成長ホルモンであるパロチンが含まれて、美肌のもとになっています」

今回の顔トレは、短時間&簡単に顔の筋肉を刺激し、唾液の正常な分泌を促すもの。ぜひ毎日の習慣にしたい。

石井さとこ

石井さとこ さん (いしい・さとこ)

歯科医師、口もと美容スペシャリスト

歯と口もとの美しさを専門に、ミス・ユニバース・ジャパンのプロデュース経験も。著書『マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ』(集英社)など。

『クロワッサン』1088号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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