からだ

腸内でよい菌の力を借りるとどのくらいで体に変化が?

腸活の成功を左右する食事。中でも、要になる食物繊維はより効果を発揮する摂り方を知ることが大切に。
日本食物繊維学会理事長の青江誠一郎さんに教わります。
  • イラストレーション・ZUCK 構成&文・中條裕子

Q.腸内でよい菌の力を借りるとどのくらいで体に変化が?

A.だいたい2週間で腸内が改善、便通もよくなってくる。

多様な菌を元気にする。それが肝要というのはわかったけれど、腸活の常識、よい菌を摂ることは意味がない?

「菌そのものを摂るのも無駄ではありません。外からの菌は定着せずとも腸内で食物繊維をエサに短鎖脂肪酸を作ってくれる。ヨーグルトでビフィズス菌を摂取する際はオリゴ糖豊富なバナナや水溶性のオートミールを一緒に」

そして、食物繊維の力を借りて食事に気をつけると体はどう変わるのだろう。

「1週間で便の調子が変化してきます。2週間も経つと菌がだいたい入れ替わって、ぽっこりしたお腹がへこんだりも。まず腸内環境が変わるのが2週間、その影響が出てくるのが1カ月くらい。
無理して短期間がんばるよりも、主食だけ置き換えたり、サラダのチョイスに気をつけたり、できることから始めてとにかく続けるのが一番です」

青江誠一郎

青江誠一郎 さん (あおえ・せいいちろう)

大妻女子大学家政学部教授

日本食物繊維学会理事長。著書に『最強!毒出しごはん:3つの食物繊維が毒を排出 免疫力を高める!』(河出書房新社)ほか。

『クロワッサン』1085号より

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