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作家ものから民芸まで。東京で訪れたい3つのうつわの店を料理家がご案内。

東京に来たら、ショッピングを楽しみたい! 今欲しいものが手に入る旬の店を、料理家の冷水希三子さんに教えてもらいました。
  • 撮影・MEGUMI、小川朋央 文・長谷川未緒

個性が際立つ作家ものから、用の美を追求した民芸の器まで。

[浅草橋]白日(はくじつ)

店主の審美眼で仕入れた古い器や道具をおもに扱う本店と、作家の展示会を開催する2号店がある。古いものと新しいものをフラットな目線で選んでほしい、と店主。

「骨董は店主の西坂さんの目利きで統一感があります。作家ものの器は店主の思い入れがあるからか、生き生きと目に飛び込んできます。どちらも纏っている感じがお店の雰囲気と近く、キリッとしているのにどこか心地よいです」(冷水さん)

深い味わいの骨董品と魅力あふれる作家もの。

何に使うか、どこに置くか、自分らしい用途を考えるのも楽しい古い器がたくさん。
昭和初期に建てられた店舗では、自然光でディスプレイされた骨董品や古道具を吟味できる。
岩切秀央作のマグカップ。4,070円。
写真は陶芸家・山田洋次の作品。10月には鹿児島の陶芸家・岩切秀央の個展を開催。美しいベージュの器が揃う。
2号店は本店の向かいにあり、月に2回ほど店主が惚れ込んだ作家の展示会を行っている。

東京都台東区柳橋1・24・1 
営業時間:13時〜17時 不定休
インスタグラム@hakujitu_

[入谷]LEAFMANIA(リーフマニア)

茶器の展示会中のみオープンするギャラリーと完全予約制の茶房。ギャラリーでは常設含め、モダンで美しい茶器が購入可。茶房では店主が仕入れから焙煎までオーダーしている烏龍茶などを販売する茶器で淹れてくれる。

「茶器が凛と並んでいる姿からして惚れ惚れし、ワクワクが止まりません。店主の孟さんがお茶を淹れてくれるので、使っていくさまの移り変わりなども見られて、素晴らしいです」(冷水さん)

味の違いがはっきりとわかる店主こだわりの茶器が揃う。

ゆっくりと落ち着いて手にとることができる店内では茶器の湯切れなどを試すことも可。
お茶会が楽しめる茶房は、ホームページから予約を。茶葉によって価格が異なり、6,600円〜。
使いやすい磁器の茶器。湯呑みは村田匠也作5,500円。急須は村上雄一作2万4200円。
8月に5日間開催された個展で販売された、岩手県で作陶している泉田之也の湯呑み。陶器なので磁器の茶器でいただくよりも湯温が下がりやすく、お茶の味わいが丸く感じられるものが多い、と店主。飲み比べてみるのもおもしろい。

東京都台東区松が谷4・19・8 エクセルコート101室
ギャラリー:展示期間中のみオープン
茶房:ホームページより完全予約制
https://www.leaf-mania.com

[上町]工芸喜頓(こうげいきいとん)

ファッション業界出身の店主の現代的なセンスで選ばれた民芸の器の店。気持ちよく一日をスタートしたい、夜をゆっくり過ごしたいなど、使うシーンをイメージしてぴったりの食器を見つけてもらえたら、とのこと。

「今の時代や生活に合う民芸の器が見つかります。おおらかで使いやすそうなのに、インテリアにもなる器が揃っていて、店主の石原さんから実際に使っている様子がよく伝わってきます」(冷水さん)

使いやすく、毎日の食事が楽しくなる民芸に出合える。

やまほん陶房の炊飯土鍋。2合炊き用。持ち手がないので、場所を取らない。1万3200円。
夏はガラスのものが多く、秋になると土鍋が増えるなど、季節に寄り添う品揃えになっている。
熊本で作陶する井上尚之のグラタン皿。カレーにもちょうどいい。電子レンジもオーブンも使える。5,060円。
クラフト好きの店主が選ぶ沖縄の陶器・やちむんは、 どこかヨーロッパのテイストも感じられる。

東京都世田谷区世田谷1・48・10
TEL.03・6805・3737
営業時間:13時〜18時
日・月・火曜・祝日休
https://www.kogei-keaton.com

冷水希三子

冷水希三子 さん (ひやみず・きみこ)

料理家

料理のコーディネート、スタイリング、レシピ製作を中心に、書籍、雑誌、広告などで活躍中。『スープとパン』『さっと煮サラダ』など著書多数。

『クロワッサン』1079号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。