チームプレーが苦手でボールを追いかけるのもダメ、有酸素運動もツラい。それでいて負けず嫌い! そんな濱田マリさんがハマったスポーツが、岩や人工の壁を登るボルダリングだった。
「2011年に東北でものすごくハードな映画の撮影をしていて、消えてしまいたいぐらいボロボロだったんです。その移動の途中で目にしたのがボルダリングジムの看板で、足が向きました。で、壁を登ったら楽しくって、『もっと登りたいから、明日も撮影がんばろう!』って、ロケを乗り切れたんです。ボルダリングで命拾いしましたね」
いまや壁を登らないと心身のバランスがとれず、週3ペースでボルダリングジムに通い、2~3時間は集中して登るという濱田さん。
「基本、壁に住んでます(笑)。もう生活の一部ですね。ただ、50を過ぎてからは壁を登った後のストレッチが欠かせなくなりました。筋肉がメチャメチャ収縮して、人の手を借りてゆるめないとダメなんです。ケアは大切ですね」