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消化を助ける長芋入りささみ粥【胃をいたわる広東家庭料理レシピ】

夏バテ症状の原因が、実は胃の不調からきていることも。
胃を元気にしてくれるレシピを紹介します。

撮影・柳原久子 イラストレーション・秋山 花 文・嶌 陽子

胃を丈夫にして消化を助ける 滋味深い一品。

健胃淮山粥(ギンワイワイサンジョッ)<長芋入りささみ粥>

消化を助ける長芋入りささみ粥【胃をいたわる広東家庭料理レシピ】

味付けが塩だけとは思えないほど旨みのあるお粥。胃もたれを防ぎ食欲を増進させる長芋のほか、胃を健康に保つ効果のあるクコの実、さらにたんぱく質が多く滋養強壮効果もある鶏ささみも加わり、夏バテ時にぴったりの一品に。

【材料(2人分)】
米 30g
鶏ささみ 1本(約60g)
長芋 50g
塩 適量
オリーブオイル 適量
クコの実 10粒ほど

【作り方】
1.洗って水気を切った米にオリーブオイル、塩各少々をふって混ぜ合わせ、20〜30分おく。
2.鶏ささみを繊維を断つように1〜2mmの薄さにスライスし、オリーブオイル、塩各少々をふってなじませる。長芋は1㎝角に切る。クコの実はお湯で戻しておく。
3.鍋に水800〜1000mlを入れて強火にかけ、沸騰したら1を入れる。再び沸騰したら蓋をして、常に米が踊るくらいの火加減(中火〜強火)で煮込む。
4.米が割れてとろみが出てきたら蓋を取り、こげつかないように時々かき混ぜる。
5.30〜40分で米が好みの状態になったら少し火を強めてささみを入れ、色が変わったら火を止めて長芋とクコの実を加える。

\POINT/

生の米を煮る前にオリーブオイルと塩をまぶすことで旨みと食感がアップ。
生の米を煮る前にオリーブオイルと塩をまぶすことで旨みと食感がアップ。
鶏ささみはごく薄く削ぎ切りに。軽く冷凍しておくと包丁を入れやすい。
鶏ささみはごく薄く削ぎ切りに。軽く冷凍しておくと包丁を入れやすい。
米が常に鍋の中で踊るくらいの火加減で煮る。こちらは20分ほど煮た状態。
米が常に鍋の中で踊るくらいの火加減で煮る。こちらは20分ほど煮た状態。
長芋は食感を残すため、火を止めてからクコの実と一緒に鍋に入れる。
長芋は食感を残すため、火を止めてからクコの実と一緒に鍋に入れる。
生の米を煮る前にオリーブオイルと塩をまぶすことで旨みと食感がアップ。
鶏ささみはごく薄く削ぎ切りに。軽く冷凍しておくと包丁を入れやすい。
米が常に鍋の中で踊るくらいの火加減で煮る。こちらは20分ほど煮た状態。
長芋は食感を残すため、火を止めてからクコの実と一緒に鍋に入れる。
  • 湖山漫莉

    湖山漫莉 さん (こやま・まり)

    「漫莉キッチン」店主

    東京・銀座で創作広東料理の店『漫莉キッチン』を営む。丸2日かけて煮込んだお粥をはじめ、食から健康を考える創作料理を提供。

『クロワッサン』1073号より

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