素材の味を塩でいただく、菜の花の春巻き【ウー・ウェンさんの食養生レシピ】
肌はツヤツヤ、背筋ピン! スラッとした体形が印象的なウーさん。
その健やかさの秘密は毎日の食生活にありました。
その健やかさの秘密は毎日の食生活にありました。
撮影・合田昌弘 構成&文・太田祐子
菜の花の春巻き
春野菜を巻いて素材の味を塩でいただく。
【材料(4人分)】
春巻きの皮 4枚
菜の花 1束
むきえび 8尾
塩 小さじ1/3
こしょう 少々
揚げ油 適量
のり[小麦粉 大さじ1を水 大さじ2/3で溶く]
【作り方】
1.菜の花とむきえびに熱湯をかけ、軽く湯通しする。菜の花は水気をきり、1cm長さに切って、塩、こしょうで和える。むきえびは半分にスライスする。
2.春巻きの皮の上に菜の花、むきえび4切れをのせて巻き、端にのりをつけて留める。
3.油を180度程度に熱し、揚げる。
たけのこ、新じゃが、新玉ねぎ。 春野菜のパワーを食卓に活かして。
「冬眠していた熊が春に起きだして、まず山菜などを食べますよね。人間も同じです。この時季の野菜だけが持つ力をいただくことが大切です」
新じゃが、新玉ねぎ、菜の花、様々な豆類。中国では、春の野菜は体を目覚めさせて代謝をよくし、パワーを与えてくれると考えられている。
「一日に例えると春は朝。体をリフレッシュさせるために、苦味やえぐみがある春野菜を食べて冬にたまった不要なものをデトックスする。体の調子が不安定なときでもありますから、スープのように体を温める料理がいい。でも不思議です。春の野菜だけが新ものとして扱われ、みんな喜んで食べるのですから。素材の持つ力を体験的に知っているのでしょうね」
『クロワッサン』1066号より