女50、初めてサウナでととのった。【編集部こぼれ話】
朝晩冷えるようになりました。皆さま、「ととのう」体験をしたことがありますか。
いま、空前のサウナブームだそうです。
温めて巡る体づくりといったら、いまなら、サウナかも! ということで、個人的に調査に行ってきました。全国のサウナ愛好者の聖地「サウナしきじ」。新幹線こだま号で静岡駅へ。車窓の富士山を心の中で拝み、いくつかトンネルを抜けたら到着です。聖地は駅からタクシーで約10分、住宅街の中にありました。
その雰囲気はけっしてオシャレなスパではなく、色彩とプラスチックとビニールの質感に溢れた古き良き東アジアの雰囲気です。前に韓国に行ったのはいつだっけ……昔行った台湾も楽しかったな……。そんな遠い記憶が思い出されます。
女性の入浴料900円、館内着とタオルつき。お手頃な値段に喜びつつ、まずジャグジーに入りました。
「!!!」。
肌にすっと馴染むような、まろやかなお湯。「サウナしきじ」、温泉ではありません。しかしその水は富士山の湧水でミネラル分に大変富んでおり、この水質こそがここが聖地と言われる所以です。
続けて入った漢方薬草風呂は、いかにも効きそうな濃さ。使われている薬草はオーナーが韓方医に特別に調合してもらうものだそう。
そしてサウナ。実は私はこれまでサウナの良さがいまいちわからずにいました。理由は熱い室内に長時間いるのが耐えられないから。
「しきじ」のサウナは110℃のフィンランド式と60℃の韓国式。これもオーナーがこだわりぬいた末の設定温度とのこと。他のサウナに比べて熱いですが、カラッと熱いから時間短めで体が温まるので初心者にも優しい。
室内のテレビで『なんでも鑑定団』を見ていたのですが、鑑定額が出る前に5分が経過、後ろ髪を引かれつつ水風呂へ。
「!!!!!」。
冷たいけれど寒くない。刺激感もまったくなく、お風呂と肌が一体化して溶け合うような感覚。まるで、高級化粧水○○-Ⅱのお風呂に入っているようではありませんか……。上がって、鏡に映った自分の顔を見ると、あら、こんなにお肌の調子がいいのはいつぶりかしら。もしかして私いま、ととのってる……?。
往復の新幹線代に見合うリフレッシュぐあいではありましたが、かといって毎日「しきじ」に通うことは難しい。そこでこの号では、「サウナしきじ」の娘にして広報係、そして美容家の笹野美紀恵さんに取材し、自宅のお風呂でできる「おうちサウナ」の実践法を取材しています。
みなさまも是非、おうちでととのってみてください。(編集E)
12月10日発売の『クロワッサン』1059号は「温活で叶う、巡りのいいからだ。」
時間の使い方、過ごし方次第で、 「暮らしの質」が変わります。
冬ともなるといくら着込んでも、冷えから体がこわばり、あちこちに不調が出始める。 原因は、ホルモンバランスや自律神経、腸をはじめとする内臓や血液、筋肉など体の内面からのSOS。
いくら外側や表面的な対処をしても根本的な解決にはならないから―― 水分や食事の摂り方、生活習慣、エクササイズで臓活、温活! 潤・温・巡が揃うことで理想の体に。
広告