「加齢に伴い髪の色を決定する色素幹細胞の働きが弱まると増えるのが白髪で、今のところ治療法はありません。無理に抜くと毛根が傷つき次に生える白髪がうねったり、髪自体が生えてこなくなるのでやめましょう。頻度を減らしながらカラーリングと上手に付き合うか、ハードルは高いもののグレイヘアに徐々に切り替えていくのがいいと思います」(浜中さん)
濃いブラウンの色素を多く含む白髪染めではなく、ファッションカラー(おしゃれ染め)で明るめの色に染めるのもいい方法。
「黒い画用紙に白をのせると目立ちますが、ベージュの画用紙に白ならそう目立たないのと同じこと。あるいは明るめの毛束を作るハイライトや部分的に明るめにするメッシュを入れても。白髪が伸びてきても紛れますし、次に染めるまで間隔があいても気にならなくなります」(佐藤さん)