肩甲骨まわりがだるい、痛いときのためのセルフマッサージ。
急な痛みやコリ、いまなんとかしたい。そんなときにも効くツボへの刺激やマッサージ法を症状別に紹介します。不快を感じている部位に対して、効果的に働きかける押し方、もみ方を、写真を使って解説。鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
撮影/岩本慶三 文/石飛カノ モデル/北川リサ スタイリング/高島聖子 ヘアメイク/村田真弓
【肩甲骨まわりがだるい・痛い】
腕や肩を回すなど、体を動かしても解消しない肩甲骨まわりのだるさや痛み。手で肩甲骨まわりを直接ほぐして緊張をリリース。
肩甲骨まわりがだるい・痛いへのアプローチ(1)肩甲骨上部を押してゆする。
肩甲骨の上部と外側部分に指を当てて、こりをほぐす。固まっていた肩甲骨まわりの血行が促されることで、だるさや痛みが改善。
左の肩甲骨の上に右手を回し、親指から小指までの指先を当てる。
親指から小指までの4指で圧をかけながら細かく揺らす。逆も。
(手の形)
手のひらを肩に乗せて、指先で肩甲骨の上部をしっかりつかむ。
肩甲骨まわりがだるい・痛いへのアプローチ(2)肩甲骨下部を押してゆする。
今度は肩甲骨の外側、脇の下寄りの縁を刺激する。硬い部分、こった部分があったら集中的に刺激するとすっきりする。
左の脇の下に右手を入れる。4指を肩甲骨の外側に当てて圧をかけながら揺らす。
(ここで押す)
人差し指から小指はぴったり閉じて、指の腹で圧をかける。
『Dr.クロワッサン 痛みとコリをすっと消す、自分でできる整体』(2020年4月28日発行)より。