からだ

何事も完璧を目指さない。【疲れないコツ】

無駄にストレスをためないためにも、 いい意味で〝力を抜く〞ことは大切です。 ラクになるコツを東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。
  • 撮影・水野昭子 イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

何事も完璧を目指さない。

毎日、やれどもやれども、終わりのない家事。

頭も体も使う重労働なのに「やるのが当たり前」で、評価や感謝もされず、女性の心身の疲労は増えるばかりです。

無数にある家事を完璧にこなそうと意気込んでも、疲れるうえにできないことがまたストレスになってしまい、悪いループになるだけ。

疲れを最小限にして、家事をうまくこなすコツは、ズバリ手抜きをすること。ここでいう手抜きとは、ぐーたら怠けることではなく、効率化を考えることです。

100%の力を出して10割やりきるのは、じつはそれほど効率的ではなく、できる人も限られています。60%くらいに手を抜いて、7〜8割こなすことを目標にしましょう。

ときには、ネットスーパーや宅配クリーニング、出来合いの総菜を利用したっていいのです。最初から「全力を出さなくていい」と割り切れば、家事疲れは軽減されるはず。

家事を毎日パーフェクトにこなすより、疲れなく健康的に過ごすほうが、ずっと大切です。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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