からだ

ストレス疲れのもと「すべき思考」をやめる【疲れない人間関係のコツ】

人間関係も疲れがたまる大きな原因。 無駄にストレスをためないためにも、 いい意味で〝力を抜く〞ことは大切です。 人付き合いでラクになるコツを東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。
  • 撮影・水野昭子 イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

ストレス疲れのもと「すべき思考」は×。

職場をはじめ、友人との付き合いなど、日常のさまざまな場面で、煩わしさやストレスを感じることも多いはず。女性は心理的ストレスが疲れの原因になりやすく、心の持ちようを変えることは疲労対策としても有効です。

女性がストレスを抱えがちなのは、物事に対して「こうすべき」「こうあってほしい」と、期待の発想を持つ傾向が強いからなのだとか。

「上司なのに部下に責任を押し付けるなんて」「夫がちっとも家事を手伝ってくれない」「○○さんはいつも自慢話ばかりで私の話を聞いてくれない」。

こうした不満はまさに、「こうあるべき」という自分の期待に相手が応えないことから生じてしまうもの。裏を返せば、過度な期待をやめれば、人間関係の不満やストレスはそれほど感じなくなり、疲労も減るということです。

「すべき」思考から解放されて、ちょっとやそっとじゃイライラしない心を手に入れましょう。それがストレス疲れ解消の近道になります。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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