アーモンドミルクは、アーモンドと水から作られる植物性飲料。その一番の特長は、ビタミンEが豊富に含まれていること。ビタミンEには、細胞を酸化から守り、細胞の健康維持を助けてくれる働きがあります。
「ビタミンEは、ナッツ類全般、ウナギやアユ、イワシといった魚類など限られた食物にしか含まれないもの。野菜だとパプリカ、かぼちゃ、ブロッコリーには含まれますが、少量です。その点、アーモンドミルクなら小さいパック1本（200ｍL）で1日に必要なビタミンEが摂取できます」（牧野さん）
さらに、不足しがちな食物繊維やカルシウムも、水やジュースの代わりに飲めば、手軽に補えるのがポイント。クセのない香ばしい風味やコクを活かして、エスニック料理などいつもとちょっと違う味を楽しむのもよし。「上手に料理に取り入れれば、薄味でもコクがあっておいしく食べられるので、塩分を控えたい人にもおすすめです」と牧野さん。アーモンドミルクで、毎日の食卓にうれしい変化を取り入れてみませんか。
阿閉順子さんの場合。
アーモンドミルクをどのように楽しんで摂っていますか？
コーヒーとナッツは相性抜群！ ビターなインスタントコーヒーをふわふわに泡立ててダルゴナコーヒー、アーモンドの風味が広がるフレンチトースト、長ネギとじゃがいもで作るビシソワーズなど、ナッツ味を活かせばいろんな飲み方食べ方で楽しめます。
アーモンドミルクチャレンジ以前の食生活は？
更年期世代なので、健康に気をつけていても、何かしらで指摘が入ってしまうため、大豆製品や発酵食品を積極的に取り入れるなど、食生活改善に取り組み始めたところでした。
おやつ代わりにアーモンドをつまんでいたので、アーモンドの栄養価は気になっていました。
アーモンドミルクを飲み始めて1ヶ月半、何か変化を感じていますか？
今のところは大きな変化を感じていませんが、意識的にアーモンドミルクを摂取するようになりました。毎朝の調子がよくなったように感じています。
吉村美佳さんの場合。
アーモンドミルクをどのように楽しんで摂っていますか？
アーモンドミルクの寒天が私の定番デザートになりました。コーヒー味と2種類作り、アーモンドミルクを注いで完成です。最近はスープでいただくことが多く、野菜を炒めて鶏ガラもしくは出汁とアーモンドミルクで煮るだけ。熱を加えると甘みが増し、食べ応えがあって飽きずにいろいろな味でトライしています。
アーモンドミルクチャレンジ以前の食生活は？
健康志向で、意識的にたんぱく質や蒸し野菜を摂るように心がけていて、朝晩ビタミンを補うためにアーモンドを食すことも生活に取り入れていました。しかし、乳製品は積極的に摂取していませんでした。朝アーモンドミルクを飲むように心がけています。
アーモンドミルクを飲み始めて1ヶ月半、何か変化を感じていますか？
春先は季節の変わり目か、肌あれに悩まされていましたが、今年はあまり気になりません。また毎朝スッキリしているように感じています。
武田宏美さんの場合。
アーモンドミルクをどのように楽しんで摂っていますか？
ほんのり香るアーモンドミルクを活かして、コーヒーやきな粉、粉末抹茶を混ぜたり、ミックスジュースにしたりとさまざまなアレンジドリンクを作るのにハマっています。
アーモンドミルクチャレンジ以前の食生活は？
飲料の成分を気にしたりすることはありませんでしたが、意識的に成分表示を見るようになりました。
アーモンドミルクを飲み始めて1ヶ月半、何か変化を感じていますか？
心なしか潤いがあるように感じます。少しずつきれいになっているような!?
チャレンジャーからの質問で多かったのが、アーモンドミルクのアレンジ方法。そこで管理栄養士の牧野直子さんにリモートワーク中にもおすすめ、簡単に作れる2品のレシピを教わりました。
材料（2人分）
エビ 10尾
玉ねぎ 1／4個
オクラ 6本
ミニトマト 10個
アーモンドミルク 2カップ（200mL×2本）
植物油 大さじ1
鶏ガラスープの素 小さじ2
カレールウ 2かけ
作り方
1.エビは背に切れ目を入れ、背ワタを取る。玉ねぎは薄切り、オクラは板ずりし、ミニトマトはヘタを取って切れ目を入れる。
2. フライパンに油を入れて中火で熱し、玉ねぎを炒めてしんなりしたら、エビを加えて色が変わるまで炒める。
3. アーモンドミルク、鶏ガラスープの素を加える。煮立ったらオクラ、ミニトマトを加え、2～3分煮る。
4. 火を止めてカレールウを加えて溶かし、再び中火で2～3分煮る。
ワンポイントアドバイス
オクラの代わりにししとうやピーマン、パプリカを使っても。冷凍のシーフードミックスを使えばより手軽に。
材料（4人分）
アーモンドミルク 1カップ（200mL）
コンデンスミルク 大さじ2
粉寒天 2g
いちご（飾り切り。半分に切り、切れ目を入れて広げる） 2個
ミント（あれば） 少々
作り方
1.小鍋にアーモンドミルク、コンデンスミルクを入れてよく混ぜる。粉寒天を加えて火にかけ、ふつふつしたら1分ほど煮る。
2. 粗熱を取って器に入れて冷蔵庫で冷やす。30分ほど冷やして固まったら、いちご、ミントを添える。
雑誌『anan』、『クロワッサン』、『Tarzan』の読者と、Glicoの会員コミュニティ「with Glico」会員の総勢60名が、90日間アーモンドミルクを毎日摂取し、変化を体感し、レポートするプロジェクト。
レシピ提供
管理栄養士、料理研究家
「スタジオ食（くう）」代表。管理栄養士としての観点から、栄養やダイエットに関するイベント登壇や、栄養指導も行う。『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』などレシピや栄養に関する著書多数。
※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ（税抜き）の価格となります。
