【血糖コントロールホルモン】→ インスリン
食事で血液中のブドウ糖(血糖)が増えると余った糖を体脂肪に変えて血糖値を下げるインスリンが分泌される。血糖値の上下が激しく、インスリンが大量に分泌されると、急激に血糖値が下がり、異常な脱力感を感じる。
【食欲抑制ホルモン】→ レプチン
食べすぎると脂肪細胞から分泌され、食欲を抑えるホルモン。常に多量に分泌され続けると、効果が低くなってしまう。太りすぎは疲労の原因にもなるので、レプチンを正常に分泌させるのが大切。
【快楽ホルモン】→ ドーパミン、アドレナリン
脳内で分泌される神経伝達物質で、楽しい、気持ちいいなどと感じるためのホルモン。アドレナリンはドーパミンから生まれ、危険やストレスに対応するが、交感神経優位になり、怒りや不安も強くなる。反動で脱力感を感じる。
【やせホルモン】→ GLP-1
太っていると慢性の炎症が起こり、免疫力が落ちて感染症にもなりやすいが、GLP-1はリンパ球やマクロファージなどの免疫細胞に働きかけ、健康を維持しようとするホルモン。食欲を抑え、肥満を防ぐ作用もある。
【骨ホルモン】→ オステオカルシン
骨を構成する成分はたんぱく質とカルシウム。そのたんぱく質の一部がオステオカルシンというメッセージ物質で、骨への刺激で外へ分泌されると、血糖値を安定させたり、臓器を若返らせる働きをする。
【幸せホルモン】→ セロトニン
脳内で作られる神経伝達物質で、日光に当たるとトリプトファンというアミノ酸を材料に体内で作られる。足りないと脳の機能低下が起こり、精神の不安定や疲れの原因になる。腸にも大量に存在し、免疫機能を助けている。
【睡眠ホルモン】→ メラトニン
1日のリズムをコントロールする脳内で作られるホルモンで夜に増えて自然な眠りを誘う。セロトニンが原料で、昼間にしっかり日光を浴びてセロトニンの分泌を増やしておくと、夜、メラトニンの分泌も多くなる。
【再生ホルモン】→ 成長ホルモン
組織や細胞の成長や再生を助ける働きがあるホルモンで、就寝後、2〜3時間後に分泌量が増える。十分な量があると、血管や内臓をはじめ、全身の新陳代謝を促し、古い組織を新しい組織に作り替えるのを助ける。
【若返りホルモン】→ DHEA
DHEAは男性ホルモンや女性ホルモンの原料になる物質。炎症を抑えたり、インスリンの働きを助けるなど、さまざまな働きもしている。筋肉を保ったり、生活習慣病を改善する働きもあり、若返りホルモンとも呼ばれます。
【覚醒ホルモン】→ コルチゾール
ストレスで分泌量が増えるのでストレスホルモンの別名も。糖新生でエネルギーを作ったり、たんぱく質や脂肪が代謝するのを助ける。朝たくさん分泌され、夜は少なくなってリズムを整えるが、分泌しすぎるとうつや不眠に。