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アレルギーを撃退する、小児科医師・池谷優子さんの「掃除健康法」。

今日からできる、難しくない! 日常から取り入られる健康法を名医が紹介します。
  • 文・一澤ひらり イラストレーション・ハラアツシ 撮影・岩本慶三

掃除健康法

アレルギーを撃退する掃除術が、家族の健康を守ってくれます。

\2時間きっちり掃除してダイエット/

池谷優子さんのタイムスケジュール

【6:00】起床(リビングと廊下、洗面所をクイックルワイパーで拭く)
【7:00】朝食
【7:30】愛犬の世話、洗濯
【8:00】掃除(庭の掃き掃除、トイレ掃除など)
【9:00】池谷医院での診察(月、水、金)
【13:30】帰宅して昼食
【14:00】片づけ・掃除(掃除機がけ)など
【16:00】買い物
【18:00】夕食の準備
【20:00】夕食(夫と会話を楽しみながら)
【21:00】夕食の片づけ、入浴
【24:00】就寝

ドクター池谷健康法(1) 掃除は、いつやるかが大事、「起床後すぐ」か「帰宅直後」。

子どもがアレルギーにならないようにと考えて、こまめに掃除をしていたという小児科医師の池谷優子さん。けれど次男は小児喘息(ぜんぞく)に。それがアレルギー撃退の掃除健康法を考えつくきっかけでした。

「いまは花粉症に悩む方も多いと思いますが、掃除でレスキューできるんです。一番大切なのは掃除するタイミングです」

アレルギーの大敵は部屋のホコリ。舞い上がったホコリが落ち切った状態での掃除が肝要です。

「朝起きてすぐか帰宅直後。人の動きが少なくホコリが立っていないので、効率よく除去できます」

「朝まだ誰も起きていなくて、ホコリが床に落ち切っている状態のときに、クイックルワイパーで床を拭いています」

ドクター池谷健康法(2) まず高いところから開始。ホコリは必ず下へ落ちます。

「健康を守る掃除は順序が決め手です。最初は天井の照明器具とかカーテンレール、書棚の上など、高い場所から低いところへと掃除していくのが鉄則です」

重力の法則に従って、ホコリは必ず下へ落ちます。大きなホコリが床に落ちるのには約1時間、小さいと9時間もかかるそうです。

「床だけこまめに掃除していても、部屋の上部のホコリは取り除けず、空中に浮遊して壁や家具の上などにたまります。上から下へ掃除して、床は拭き掃除も掃除機がけも最後の仕上げに。ホコリ対策がアレルギー防止の秘訣です」

柄を伸ばせるクイックルワイパーのハンディタイプで、手が届きにくい照明器具を。「毛先の長い吸着繊維が、ホコリをからめとります」

「ハンディモップはサッとなでるだけで、ホコリをキャッチしてくれる便利なアイテムです」。パソコン周り、本の上、小物の間などを掃除。

ドクター池谷健康法(3)掃除機がけは換気が大事。必ず窓を開けてから。

フローリングの床はいきなり掃除機をかけると、排気でホコリが宙に舞うことになってしまいます。まずモップなどで床のホコリを拭き取ってから、掃除機を。

「その際、必ず換気を行ってください。掃除中は想像以上にホコリが舞い上がっています。エアコンを切り、窓を2か所以上開けて、空気の通り道を作ることがポイントです。雨風が強くて窓を開けられないときは換気扇を回すか、空気清浄機を強にしてから掃除をするようにしてください」

最近の大人の咳喘息や花粉症の若年化は、換気せずに掃除機をかけるなど、誤った掃除が一因になっている恐れもあるのです。

「窓を開けないで掃除するのは、アレルゲンのホコリを部屋中に舞い上がらせるだけ。換気を心がけましょう」
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