「症状だけで、インフルエンザか新型コロナかを鑑別診断するのは、医師でも難しいもの。自己判断せずに、医療機関で検査を受けて欲しい」と石田さん。
突然の高熱や筋肉痛など、インフルエンザに典型的な症状があれば早めの受診が勧められます。両方の可能性が考えられる場合でも、まずは検査や治療法が普及しているインフルエンザから調べるのが一般的な手順だそう。
風邪症状が長引く(4、5日)、息苦しさ、だるさ、胸痛の症状が強い場合にも医療機関の受診が勧められます。より重症化しやすい高齢者や乳幼児、妊婦、基礎疾患がある方は、症状が軽くてもかかりつけ医に相談しましょう。
新型コロナの濃厚接触者の可能性がある場合、自治体の相談窓口や「帰国者・接触者相談センター」またはかかりつけ医に電話を。
「受診の際は、マスク着用で人と距離を取ることを忘れずに。仕事は休むようにしましょう。家族や同居されている方も熱を測るなど健康観察をし、不要不急の外出を避けてください」