重たく見える膨んだ髪の襟足、ボリュームを抑えるには?
正面から見てOKと思ったその髪型、実は落とし穴だらけかも。弱点を悪目立ちさせないための対策や日頃からのケア方法を、ヘア&メイクアップアーティストの大谷亮治さんに教えてもらった。
撮影・青木和義 ヘア&メイク・大谷亮治 スタイリング・高島聖子 モデル・大浦サト イラストレーション・山中玲奈 文・嶌 陽子
ボリュームを抑えつつ、クセも生かして自然に。
髪が肩につくかつかないくらいの長さの人によくある悩みが衿足のクセ。ピンピン外にはねてしまったり、変に膨らんでしまったり……。
「そのままに放っておくと、まとまりがなく、重たく見えてしまう。首まわりがきれいに見えず、服とのバランスも悪くなってしまいます」
どうすればいいかわからず、結局髪を伸ばすのを断念してカットしてしまったという人もいるのでは。助けとなるのが、ヘアアイロン。衿足の内側の毛束をとり、ヘアアイロンではさんで根元から中間くらいまでゆっくりと下にスライドさせていく。
「ポイントは、毛先までアイロンを当てないこと。毛先までまっすぐだと見た目が不自然になります。ボリュームを抑えつつ、クセを生かした自然な雰囲気に仕上げましょう」
ヘアアイロンを当てるのは内側の髪の毛だけで大丈夫。それだけで余計な膨らみを抑えて、まとまりのある髪型を作ることができる。
Before
衿足のクセによって毛先が外にはねている。そのため、全体的にもまとまりがなく、重たい印象に。
Point
衿足の内側の毛束をとり、根元から中間までヘアアイロンを当てていく。毛先までは当てないこと。
After
衿足のボリュームが抑えられ、すっきりとした見た目になった。毛先のクセは残し、自然な雰囲気に。
解決!
ヘアアイロンで整えて、まとまりのある髪型に。美容院で相談し、クセをカバーするカットにしてもらうのも手。
『クロワッサン』1033号より