年齢を重ねた肌に起きるシワやたるみ。「そんな状態から、きれいになるなんて! 無理!」と、諦めてはいけません。大手化粧品会社で数々のヒットブランドを立ち上げ、退職後は東京・銀座に大人のためのスキンケア&メイク教室を開校した浅香純子さんいわく、
「7年間、うちの教室で5万人以上の“お顔”と向き合ってきました。その結果から言うと、きれいになるのは簡単! 秘訣は清潔感なんです」
清潔感とはいっても「毎日、シャンプーも洗顔もしています」ではダメ。
「たとえスキンケアをきちんとしているきれいな肌でも、大人の女性にはほんのりメイクもしてほしい。なぜならシミやたるみは顔に余計な線や影を作ります。また、たるみが原因で、上のまぶたがかぶさってきたり、鼻の下が間延びして、顔の中のパーツの配置が昔とは変わっているんです。さらに目や口元のラインがぼやけ、なんとなく印象が薄い顔になる。そういったものを解消するのがメイクなんです」
自分の顔の分析ができていない、メイクの更新ができていない、メイクを変える術がない。この3点のどれかが当てはまるのなら要注意。
「そして最も清潔感と逆行するのがファンデーションの厚塗り。『だってシミや毛穴が気になるんだもの』と厚く覆えば覆うほど、肌の透明感を失い、若々しさを損ないます。そのシミ、誰も見ていません! 気にしているのは自分だけ。それより肌を薄く仕上げ、ほんのちょっとツヤをのせ、健康的に。そしてメイクの方法を、パーツの変化にあわせて更新し、使う色もいま一度見直しましょう。顔がパッと明るくなり、健康的な清潔感メイクを簡単にマスターできますよ」