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日々の習慣で、不調を解消。女性ホルモンをよく知ることから始めましょう。

以前は感じたことがない不快な症状が体のあちこちに出てきたり、気分が滅入ったり。
40代以降の女性は、体にも心にもさまざまな不調があらわれやすくなってきます。
そんな女性特有の不調ごとの対処法や改善策は、知っておきたいもの。
また、それらの不調のほとんどは、女性ホルモンによる影響の可能性が大。
まずは女性ホルモンとは何か、その役割は?心身にどんな関係があるのか。
日々の不調を解消するために無視できない、女性ホルモンをよく知ることから始めましょう。
産婦人科医の対馬ルリ子さんと、美容家の吉川千明さんにお話を伺いました。

撮影・青木和義 ヘア&メイク・山田久美子 イラストレーション・イオクサツキ 文・小沢緑子

2.そもそも女性ホルモンは、脳が管理している。

女性ホルモンは卵巣から分泌される性ホルモンだが、その分泌量をコントロールするのは「脳」。

「大脳の奥のほう、間脳(かんのう)の視床下部が司令塔です。その下にある下垂体が指令を受けて2つの性腺刺激ホルモンを出して卵巣を刺激し、女性ホルモンを分泌させます」(対馬さん)

視床下部は常にホルモンのコントロールをするとともに、心臓を動かし、血流を促し、体温や発汗などの調整をする自律神経の管理も行っている。

「卵巣のホルモンバランスが崩れて視床下部の指令どおりに女性ホルモンが分泌できなくなると、その情報を受け取った視床下部が混乱。自律神経も視床下部の管理下にあるため、影響を受ける。更年期にイライラしたり、不安感など情緒面が不安定になるのはそのためです」(対馬さん)

女性ホルモンのしくみ

脳の視床下部が指令を出し、その下にある下垂体が性腺刺激ホルモンを分泌。卵巣が刺激され、2つの女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」が分泌されて、子宮内膜や全身へと運ばれる。脳の視床下部と卵巣の働きは、常に連動していることも特徴。参考:対馬ルリ子「もっとキレイの女性ホルモン塾」資料
脳の視床下部が指令を出し、その下にある下垂体が性腺刺激ホルモンを分泌。卵巣が刺激され、2つの女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」が分泌されて、子宮内膜や全身へと運ばれる。脳の視床下部と卵巣の働きは、常に連動していることも特徴。参考:対馬ルリ子「もっとキレイの女性ホルモン塾」資料

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