お尻まわりは隠したい! という時の、
すっきり履きこなすパンツスタイルの秘訣。
パンツをはきたいけど下半身が気になる、と悩む読者が、プロのアドバイスですっきり見える着こなしを学びます。今回は「できればお尻を隠したい!」という読者のお悩みにスタイリストの平澤雅佐恵さんがお答えします。
本誌909号(2015年9月25日号)でも評判を呼んだ、スタイリスト平澤雅佐恵さんによる読者変身企画。
今回のテーマは「パンツ」です。パンツはスカートと比べて着こなしがラクで動きやすく、活躍の場面も多い。
デザインやサイズもたくさんあるので、好みのタイプを見つけやすいなどいいことずくめ。でも、体型が変わるにつれて、パンツスタイルが「決まらなくなる」ことも事実。流行っているから、ラクだから、と選んだ結果、下半身だけが目立ったり、太って見えるのは避けたいもの。
「スタイルを良く見せるには、パンツの形や生地の質感、色なども吟味することが大切です」
たとえば、お尻の大きさが気になるならば、センタープレスで縦のラインを強調したり、足首を露出すると印象が変わるそう。
それでは、平澤さんのおすすめコーディネートをチェック!
スポーティなパンツで腰回りをすっきり見せる。
「いちばん気になるのはお尻まわり。パンツをはくときは、長めのジャケットなどを羽織って隠すようにしています。肩も張っているので、できるだけフェミニンなアイテムを選ぶことが多いですね」(佐々木さん)
そんな佐々木さんに、平澤さんがスタイリングしたのは、黒のスウェットパンツと重ね着風ニット。
「スウェットパンツはゆとりがあるシルエットで、お尻の形を拾いません。また、腰骨のあたりにニットの切り替えがあることで、視線をそこに集めることができて、お尻の大きさをカバーできます」(平澤さん)
トップスに衿がついているのも、大きなポイント。視線を顔まわりに集めることができる。袖を軽くまくって肌の分量を多くすれば、さらにすっきり。
「お尻まわりはゆったりしているけど、裾が細身なので、全体的に細く見えますね。衿のおかげか、肩も目立たなくてうれしいです」(佐々木さん)
After
裾が細めのスウェットパンツはゆったりなのに細見え。
「まず選んだのは足元がすっきり見える長めのリブのスウェットパンツ。黒を選べば引き締め効果があります。襟付きトップスで顔まわりに視線を集めるとなお良し。袖をまくって細い部分を露出してみて」(平澤さん)
シャツにブレザーを重ねて、腰まわりをカモフラージュ。
「薄手のボーイフレンドデニムは、股上が深く、お尻まわりに余裕があるデザインがポイント。シャツとブレザーの重ね着で、腰まわりのシルエットをボカして着やせを狙いました」
後ろが長めのトップスでカラーパンツをすっきり着こなす。
「春らしいイエローのパンツは、織り柄の入ったストレッチ素材。後ろ身頃が少し長めのニットを合わせると、重たい印象にならず、上手にお尻まわりをカバーできます」
撮影・奥村恵子 スタイリスト・平澤雅佐恵 ヘア&メイク・桜井 浩(AVGVST) 文・古屋美枝
◎平澤雅佐恵さん スタイリスト。雑誌、CM、TV番組などで活躍。多くの女優やモデルから信頼を集める。本誌での着痩せ企画は3回目。
『クロワッサン』921号(2016年3月25日号)より
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