#11 伝えること、理解すること、認めること。〜いい夫婦がやっているシンプルな習慣。 | 読む・聴く・観る・買う | クロワッサン オンライン
読む・聴く・観る・買う

#11 伝えること、理解すること、認めること。
〜いい夫婦がやっているシンプルな習慣。

banner-marriagenote

日常の小さな気付きから、社会問題まで。行政書士である筆者が、これまで相談を受けた経験と世の中の動きを元に、「夫婦を中心として人間関係を整える」ヒントを伝える連載コラムです。

 

この人に言われるとなんだか納得してしまう…そういう人、みなさんのまわりにもいますよね。ほかの人に言われたら納得しないかもしれないのに、自分が信頼して一目を置いている人に言われたら「なるほどね」と素直に受け入れることができる状態。では、この関係ってどう作られるのでしょうか。あなたは相手のことをどう見ていますか?また逆に、あなたの目の前にいる相手は、あなたのことをどういうイメージで見ているか、知っていますか?

相手はきっとこんなふうに答えるだろうな、というイメージは、知らず知らずのうちに自分が創りだしたものです。実際にそう答えるかどうかは、本当はわかりません。その勝手なイメージがそのままか、いい方向に崩れれば「いい人だ」となり、悪いように崩れると「なんだあいつ、感じ悪い」となります。多かれ少なかれ、こんな判断はみんながやっていると思います。それほど人間とはかなり勝手な生き物です。

夫婦やパートナーと言う近しい関係では、さらに勝手な判断に拍車がかかります。「相手はこんな風に返してくるはず」「相手はきっとこう思っている」「こうしてくれるはず」という期待と決めつけによる先入観が創られていることが多い。それもいつのまにか。

決めつけと期待という、いわば自分で作った「勝手なメガネ」をかけて相手を見ていると、自分の想像するストーリーと違う展開が許せなくなる。すると相手への評価が下がっていく…これを繰り返してしまうことでなくなっていくのは、親しいはずの二人の間にあった「信頼」です。人は、相手に対する信頼がなくなるとどうなるでしょう。「ないがしろにする」んですね。ないがしろ、怖い言葉です。その意味は「あっても無いもののように軽んじること」。

人が誰かとの関係でうまくいかなくなる理由には色々あると思いますが、分析すると多くは「ないがしろにされている」ことを原因としていることが多いと感じています。これ、特に夫婦に顕著に起きていると思います。しかも、多くは二人の間での勝手な思い違いによって起こることも多いと感じています。

Couple Photo : Miki @ DoubleVisionTokyo
Couple Photo : Miki @ DoubleVisionTokyo

ないがしろにされること。つまりは「尊重されていない」状態。どんな場面であっても、居心地が悪く悲しい状態でしょう。では、他人との間で「自分は尊重されている」と感じられる信頼感とは、どう作られているのでしょうか。

ポイントは、「相手の理解と自分の認識」。
噛み砕いていうと、「相手があなたの今を理解して認めていて、それをあなたも知っている状態」です。この関係をつくることで、二人の間は格段に居心地の良いものになります。

例を挙げます。とても忙しいあなた。ある人からの大事な連絡を待っています。その答えによっては自分の行動も変わるような連絡。でも、全然音沙汰がない。もう一度連絡してみようか、あと少し待ってみようか。こうしてだんだんやきもきしてきます。仕事上であれば、淡々と再連絡をするなどできることですが、プライベートの関係で、感情が絡んでくるものであればなおさらやきもき。こんなとき、パートナーでも夫婦でも、男女間ではほぼ喧嘩になります。連絡してくれないのは、なんとなく自分がないがしろにされているような気がしたりして。これもたぶん、勝手な妄想の場合が多いのですけれども。

でももし、相手があなたの状況を理解してくれていると信じることができていて、それでもなお、連絡をくれないのだと思えたら、連絡をくれないことには何かどうしようもない理由があるんだと思えませんか?よっぽどのことなんだろうな、と相手の事情に想いを馳せる余裕ができると思いませんか?

相手が「自分を尊重してくれている」と自分が知っていたら、その人とのお付き合い全てがとても心地いいものになります。それこそが夫婦の信頼だと思うのです。
相手が自分のことを正確に理解してくれているという信頼が、「尊重されている」という想いになると、あなたはとても素直になることができるはずです。

そんな関係を作るために必要なことは、実はとてもシンプル。「相手に自分を伝え、自分も思い込みメガネをはずすこと」。これだけです。まさに、このコラムでも何度もお伝えしている通り、「お互いの今をアップデートし続けること」なのです。

尊重されていないと感じると、喧嘩になる。
逆にいえば、尊重されているという信頼感があれば、夫婦はうまくいく。
たぶん、人間関係をわざわざ複雑にしているのは、自分自身なんですよね。

 

連載バックナンバーはこちらから。
https://croissant-online.jp/column/marriagenote/

【バナーのハート作品】©️ Koichi Nishimura  https://www.facebook.com/koichi.nishimura

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE