全身の不快な“乾き”の原因は?──毎日のドライシンドローム対策
イラストレーション・オヤスマー 文・板倉みきこ
美容と健康にとって最も避けたい敵・乾燥。ただ、女性ホルモンのエストロゲンが減少する更年期はもちろん、アフター更年期も含め、誰しもが乾燥と闘わざるを得ないのも事実。これが、肌、腟、目、口などの乾燥に悩まされる、“ドライシンドローム”といわれる症状だ。
「女性ホルモンは最高の保湿剤です。それが失われていくので、放っておけばどんどん乾燥は広がります。ただ、乾きの速度には個人差があり、閉経後もある程度の潤いを保てるほどの分泌量を維持している人もいます。そこは残念ながらポテンシャルの違い。遺伝の影響も大きいので、母や祖母がシワシワ乾燥タイプなら、乾燥しやすい体質だと自覚し、対策をしっかりすればいいんです」(泌尿器科医・関口由紀さん)
女性ホルモンが減れば乾燥する。ただ乾燥しやすさには個人差が
老化に乾燥はつきもの。保湿を怠ればバリア機能は維持できない。乾燥体質は遺伝の影響も大きいので、母や祖母を見て対策を練ろう。
乾燥対策は保湿あるのみ。乾燥するとバリア機能が落ちたり、炎症が起きるなど、さまざまなトラブルを招く。乾燥は万病の元なのだ。ただ、肌の保湿はしても、腟や目、口のケアを怠っている人は多い。
「粘膜の潤いで外敵の侵入を防いでいた腟や口に目。これらを乾燥したまま放っておけば、不調や老化を促進させます」
保湿ケアは全身しっかり行いながら、日々の変化をチェックすれば、病気の早期発見にもつながる。
全身の保湿ケア習慣で、変化に敏感になる
全身の保湿ケアをしつつ、フェムゾーンやバストなど、婦人科系のトラブルが気になる部位をチェック。早期の異常発見につなげて。
「また、冷えたり血流が滞っていれば、全身の機能は衰え、乾燥を助長します。どんな保湿剤やアンチエイジング医療より、カラダを支えるベース、食事・睡眠・運動などの生活習慣を見直すほうが効果的です」
カラダを潤わす基本は、生活習慣の見直しから
バランスの取れた食事、良質な睡眠、適度な運動を心がけること。血流が促進され、冷えにくく潤いやすいカラダがつくられる。
『クロワッサン』1175号より
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