“調理のついでに”少しだけ。料理研究家・近藤幸子さんの日々を助ける軽やかな6つの仕込みワザ
撮影・黒川ひろみ 文・小笠原章子
忙しい日の味方といえば、作りおきのおかずが定番。でも、さらに少ない負担で毎日の食事作りをラクにしてくれるのが、料理研究家、管理栄養士・近藤幸子さんが実践しているという手軽な仕込みワザだ。
「調理のついでに簡単な副菜やたれを作っておく、根菜をまとめてレンチンしておくなど、日常の流れの中に無理なく仕込みを組み込んでいます」
加熱するだけで完成する、フライパンセットを仕込む
野菜を切ったついでに、下味をつけた肉とともにフライパンに並べ、冷蔵庫に仕込んでおけば、あとは加熱するだけ。下記のレシピのほか、塩をもみ込んだそぎ切りの鶏胸肉(鶏肉200gに対し塩小さじ1/2)と小房に分けたブロッコリー1/2個、薄切りしいたけ適量でも同様に作れる。
豚肉とトマト、大根の醤油蒸し
豚こま切れ肉200gに醤油大さじ1をもみ込み、フライパンに広げ入れる。5mm厚さのいちょう形に切った大根100gを肉の隙間に入れ、くし形に切ったトマト100gをのせる。ふたをして冷蔵庫に入れておく。調理時は、水大さじ4を加えて中火にかけ、煮立ったらふたをし、8分加熱する。
加熱いらずの野菜なら和えるだけで簡単副菜に
調理で残った野菜は、食べやすく切って調味料と一緒に保存袋の中で和えておくと、あと1品欲しいときに重宝。時間をおくと味がなじみ、ほどよくシャキッとする。
右:ピーマンの塩昆布和え
ピーマン3個は種を取ってせん切りにし、保存袋に入れる。塩昆布大さじ1、ごま油大さじ1/2を加えてよくもみ込む。
上:小松菜の味噌オイル和え
小松菜1/2把は5cm長さに切り、保存袋に入れる。味噌、オリーブ油各小さじ1を加えてよくもみ込む。
左:大根の梅おかか和え
大根1/4本(300g)は短冊切りにし、保存袋に入れる。梅干し2個(塩分8%。種を取ってペースト状にする)、めんつゆ大さじ1、かつお節2gを加えてよくもみ込む。
余った野菜は調味料に漬けて具だくさんだれに
調理中に半端に余った野菜は、刻んで調味料に漬けて。野菜の香りが移り、風味豊かなたれに。ゆで野菜や蒸し鶏、肉や魚のソテー、冷ややっこなどにかけて。
(右から)
セロリのナンプラーだれ
セロリの葉1本分を細かく刻み、ナンプラー、油各大さじ1、おろしにんにく、砂糖各小さじ1/2と混ぜ合わせる。
にんじんドレッシング
にんじん1/2本(80g)をすりおろし、酢大さじ3、オリーブ油、砂糖各大さじ1、塩小さじ1/2と混ぜ合わせる。
玉ねぎポン酢だれ
玉ねぎ1/2個は薄切りにし、ポン酢醤油大さじ3、ごま油大さじ1と混ぜ合わせる。
生姜醤油だれ
生姜2かけはせん切りにして醤油大さじ2、油大さじ1と混ぜ合わせる。
調理の合間にレンジを使い、ほったらかしでもう1品
調理中でも電子レンジが空いていたら、手間いらずの煮豚を作っておかず貯金を。時間をおくと味がよくしみておいしさがアップ。ご飯にのせて丼にしたり、野菜にのせてボリュームおかずに。
耐熱容器に醤油大さじ1と1/2、みりん大さじ2、砂糖小さじ1、生姜の薄切り1かけ分、5cm長さに切った豚バラ薄切り肉200gを入れ、肉をほぐしながら混ぜる。ふんわりラップをし、電子レンジ(600W)で4分加熱する。電子レンジから取り出し、ラップをしたまま5分おく。
根菜類はまとめて加熱。味も食感も異なる2品に
加熱に時間がかかる根菜やカボチャは一度にまとめて電子レンジにかけておく。半量ずつサラダや和え物にすれば一度に2品でき、翌日のおかずにも回せる。カボチャはマッシュサラダとソテーがおすすめ。
マスタード醤油和え
上記さつまいも半量に粒マスタード、醤油各小さじ1を加え、混ぜ合わせる。
カレーマヨサラダ
上記さつまいも半量を軽くつぶし、マヨネーズ大さじ1、カレー粉小さじ1/2を加え、混ぜ合わせる。
味付けせず多めに炒めて、主食や副菜に作り分け
野菜は味をつけずに炒めておくと便利。キャベツときのこ炒めなら、焼きそばと和え物ができ、次の食事分も完成。同様ににんじんと玉ねぎを炒めて、からし醤油和えと肉野菜炒めなどに作り分けても。
オイスター醤油焼きそば
フライパンに油大さじ1を熱して豚こま切れ肉150gを入れ、色が変わるまで炒める。右記キャベツきのこ炒めの2/3量、中華蒸し麺(焼きそば用)2玉を加えて炒め合わせる。醤油、オイスターソース各大さじ1/2を加え、全体に味をからめる。
ごまマヨ和え
上記キャベツきのこ炒めの1/3量を、いりごま(白)大さじ1/2、マヨネーズ大さじ1、醤油小さじ1で和える。
『クロワッサン』1164号より
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