【料理研究家・フードスタイリストの野口英世さんに学ぶ】台所は毎回リセットが理想。動ける&片づくキッチン考 vol.1
調理後キッチンを“ゼロ”に戻せば、次の食事づくりが断然ラク。その環境づくりの基本を、料理研究家・フードスタイリストの野口英世さんに教えてもらいました。今回のテーマは【片づく収納と動線】。動線に沿った収納で、動きやすく、きれいに保てるキッチンの整え方を学びます。
撮影・徳永 彩(KiKi inc.) 文・小沢緑子
清々しいほどモノが見当たらない野口英世さんの自宅キッチン。こんなにすっきりと保つのは大変なのでは?
「いえいえ、未来(明日)の自分をラクにさせるためなので全然。ストイックに片づけていると思われがちですが、私は根が面倒くさがり屋。調理が終わったらさっと拭くだけで元の状態に戻るよう、最初から『見せない、出さない収納』にしているだけなんです」
そのため10年ほど前、キッチンを動線から見直してリノベーション。収納も鍋から調味料まで、調理中の動きに沿う適材適所に収まるようにした。
「ただ大掛かりな変更をしなくても、今あるキッチンを使いやすく、動きやすく整えることはできます。年齢とともに台所作業もラクになったほうが絶対いい。必要な道具をその都度探したり迷うことなくワンアクションで手に取れれば時短になりますし、料理すること自体がもっと楽しくなります」
そんな「考えない」「迷わない」「動きやすい」キッチンの基本を、野口さんのキッチンをお手本に紹介しよう。
片づく収納と動線
「動きやすいキッチンに整えるには、まず自分のキッチンでの動きを客観視。たとえば『いつも調理道具を探して右往左往していない?』『なぜわざわざ遠くの引き出しまで取りに行くの?』など、問題点が見えてきます」
基本は火の回りで使うものは火の回り、水回りで使うものは水回りに。
「収納は場所があるからそこに入れるのではなく、動線に沿った場所へ。すると調理道具も本当に必要なものがわかり、整理整頓も自然とできますよ」
水回りで使うもの
火の回りで使うもの
食卓のそばで使うもの
小さな工夫でもっと動きやすく
『クロワッサン』1164号より
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