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【ヨガのポーズ96】“カタをつける” 脚クロスのチャイルドポーズ──Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方

いい記憶も悪い記憶も、過去は過去。そこに今の自分はいません。──思い出したくないけれど、ときどき顔を出す。そんな記憶を片づける。つまり、カタをつける。さあ、どんな方法をとればいいでしょうか。

撮影・中島慶子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子

脚クロスのチャイルドポーズ

【ヨガのポーズ96】“カタをつける” 脚クロスのチャイルドポーズ──Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方

正座をします。右の脚を左脚に折るように重ね、上半身を前に倒していきます。額を床につけて全身の力を抜きましょう。深い呼吸で8秒。脚を替えて、反対側も行います。1日1回。

誰しも、つらかった記憶、イヤな思い出があります。そんな過去にカタをつける──。一段落ついて終わったことを、いったん手放しませんか、という提案です。

イメージしてみましょう。

真っ白な箱に、その記憶を入れて蓋をして、ラベリング。箱は棚にのせておきます。たまに目を向けて、あの時は……と、思いを馳せることはあるけれど、そこに自分はいません。

次に進むタイミングなんです。もっと言えば、前進するために、あえてカタをつけてもいいのです。

そんなとき、このポーズを思い出してください。折りたたんだ脚は、過去の記憶。そこに蓋をするような気持ちで上半身を伏せていきましょう。

いい記憶だって、同じこと。過去の栄光(?)を反芻しても、過去は過去。今いる場所ではありません。

過去のできごとを箱に入れることで、ココロの整理整頓がついて、空白が生まれます。空白があるから、新しい出会いだったり、仕事だったり、経験だったりが入ってくるんです。

現実の世界で、長く続いていた仕事や関係が途絶えてしまったとしても、それは、新たに自由に行動できるということでもあります。

新年度、今までとは違う何かを迎え入れる空白を作ってみませんか。

  • 高尾美穂

    高尾美穂 さん (たかお・みほ)

    産婦人科医

    イーク表参道副院長、婦人科スポーツドクター、産業医として、働く女性をサポート。新刊『オトナ世代のこころとからだ相談室』『体も心もいい感じ』が好評。

『クロワッサン』1165号より

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