【大草直子さん】女性は変化に対応できる「水のような性」。
撮影・岩本慶三 ヘア&メイク・甲斐美穂 文・松本あかね 撮影協力・ア・レガ
手をかけて、目をかける。そのための手駒はたくさん持っていたい。
「女の人ってもともと変化していく性。妊娠してお腹が大きくなるのも、月1回、生理で体が変わるのも女性だけ。実は変化に対応できる性なんです」
と話す大草直子さん。たとえるなら「水のような性」。初潮の日から私たちはそうした日々を生きているのだ。
「江戸時代だったら平均寿命は48歳くらい。子を産み終えたら死んでいくので更年期もなかっただろうし。閉経後を長く生きる今は、手駒をたくさん持っていたほうがいいし、そうするべき。大事なのは変化を認めることと、体調をある程度コントロールする前向きなアクション。両方が必要だと思う」
大草さんの場合、生理周期の乱れから経血量が増えたときに備え、ホルモンの分泌は抑えず生理を止める薬をお守りがわりに持っている。欠かさず摂るサプリメントも数種類ある。
「でもね、お医者様によると一番効くのは規則正しい生活なんですって。早寝早起き、腹八分目、適度な運動。ストレスを溜めないこと」
だから、お酒を楽しむ日もあるけれど基本的に23時にはベッドに入る。動画配信サービスも見ない。
「それよりは寝ます。ストレスも寝ている間にリリースできるので。大人の体は手をかけると応えてくれる。それが面白くて楽しみながらやっています」
女性性を柔らかく育んでくれる日々のアイテム。
ホルモンバランスや代謝を整えるサプリ。左から、「アスリートリカバリー」「ブラウンライス酵素アクティブプラス」「インナーピース」。
〈WRAY〉は女性向けセルフケアブランド。エプソマグソルトは癒やし効果のあるマグネシウム配合。左はお腹まで温める絹のタップパンツ。
デトックス効果と通気性に優れたシルクのインナーを愛用。〈インティミッシミ〉のシルクスリップと〈かぐれ〉のシルクフィットブラ。
「肌が敏感になり、天然素材の生地を選ぶように」。〈コキュカ〉とコラボレーションしたリネン素材のワンピースはさらりとした肌触り。
『クロワッサン』1070号より