やわらか鶏むね肉の味噌カツレシピ。
撮影・水野昭子 文・佐野由佳、小沢緑子 料理・田村つぼみ
味噌カツ
厚みのあるカツも味噌の発酵の力でやわらかく。
【材料(2〜3人分)】
鶏胸肉1枚(300g)
A[味噌大さじ1と1/2、砂糖小さじ1強、粉チーズ大さじ1と1/2]
小麦粉・溶き卵・パン粉・油各適宜
千切りキャベツ・紫キャベツ各適宜
【作り方】
1.鶏胸肉を厚めの横半分にそぎ切りにして2枚にする。
2.1の鶏胸肉をまな板の上にのせ、ラップをかぶせて麺棒でたたき、厚みを均等にする。
3.2でたたいた鶏胸肉にAの調味液を加えてもみこみ、20分ほど置く。
4.小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて油で揚げる(油の量はフライパンに5cm程度でよい)。
5.4で揚げた鶏胸肉の油をきってひと口大に切り、キャベツの千切りを添える。
〈 ポイント 〉
味噌をもみこんだあとに20分ほど置くことで、揚げても身がふっくらしたカツに。味噌は加熱処理をしておらず、発酵が進んでいる生味噌タイプを使ったほうがやわらかくなる効果が大きい。
鶏むね肉は下味をつけるとパサつかない。
鶏胸肉は、下味をつけるとパサつくのを防げます。たとえば、砂糖でもんでおくと胸肉の水分が外に逃げるのを防ぐため、火を通してもやわらかに。ケチャップや蜂蜜など、甘い調味料には水分を放さない性質があるのでパサつきを抑えます。
酵素の力も役立てて。発酵食品だけでなく、野菜や果物にも“肉のたんぱく質を分解してやわらかくする酵素”が豊富。野菜や果物は生のまま、みじん切りにして少し水を加えるか、すりおろすと胸肉に酵素が密着して浸透しやすくなります。
胸肉をやわらかくする下味
肉の水分を逃さない保水効果の高いものか、酵素の力で肉をやわらかくしてくれるものを。
保水効果でやわらかく
酵素の力でやわらかく
『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。
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