40〜50代にのしかかるのは、自立しきれていない子ども、パートナーや夫との関係、親の介護問題、先行きへの不安と多岐にわたる。さらに職場や近所の人間関係の悩みも尽きず、全方位にストレスの種があるようなもの。
「個人差はありますが、気力、体力が落ち、ストレス耐性が衰える年代でしょう」(公認心理師・小高千枝さん)
蓄積したストレスは心の不調だけでなく、重症化すると体の不調も引き起こすので、いかに負荷を減らすかが重要。そこで今回は、ストレスの原因を環境、自分、人間関係の3つに分類し、生じやすいストレスに対する具体的な解決法を識者に提案してもらった。
「世間の常識、自分の思い込みなどで間違った対応をし、ストレスをさらに悪化させている人も多いんです。大事なのは、まず疲労している状態に気づくこと」(医学博士・横倉恒雄さん)
「恨みや怒りなどを溜め込まず、小さな不満のうちに解消できる方法を身につけていきましょう」(アサーティブジャパン代表・森田汐生さん)