浸透力や感触、香り立ちがよくなった美容オイルのなかでも、今年はハイブリッドな進化を遂げた美容オイルが目立つ。その代表格に、2層タイプや2剤タイプ、カプセル化したオイルを美容液に入れたタイプがあると永富さんは話す。
「こうしたタイプの美容オイルは、べたつきが特に少なくなっています。まさに、みずみずしい感触を好む日本人向け美容オイルです」
さらに、使用感をよくするためだけにこのような形状をとっているわけではない。
「オイルと混ざりにくい、水溶性の美容成分を肌に一緒に届けるための手段でもあります。オイルと水溶性の美容成分を使う直前に乳化させることで、肌に負担となる成分を使わなくて済むこともあるんです」
美容オイルの進化の背景には、合理的な理由があったのだ。